(69) 「公安Kスパイ養成所」について
(69)
D 様
雨がこの地から色を奪っています。
水の微粒子を含んだ空気がヴェールとなり、くすんだ景色を作っているのです。
ひっそりと佇む木々は、時折の水滴に葉を揺らし・・・物憂げです。
窓越しの雨音は、抑揚もなく単調で・・・
CDプレーヤーからのピアノの音には無関心です。
ついこの間の、あの光と熱の日々は、何処へ行ってしまったのだろう・・・、
私は、ぼんやりとコーヒーの湯気を見つめています。
さて、D様
前回の続きを書かせて戴きます。
島袋修氏の著書「公安警察スパイ養成所」 ー 。
この著書からは、公安Kの活動の一端を知ることができるわけですが、その内容をもう少し考察してみます。
まず、島袋氏が公安Kに在籍していた時代、氏の仕事は日本共産党(以下:日共)に対するるスパイ活動でした。
その内容は、いかなる手段をもっても、日共を洗いざらい調査するというものです。その為には、日共内部にスパイを作ることが重要となり、スパイ獲得に活動の重点が置かれています。
氏が受講した警察大学校での集中講義では、日共への敵愾心を抱かせるための、徹底した洗脳教育が行なわれました。そして、スパイ活動をするための具体的な手口の教示です。
島袋氏は著書の中に、その内容を70項目にわたり記しています。
その内容を大まかに分けると、以下のようになります。
1.日共についての講義
(成り立ち、党の構成・党員数・活動内容・状況・スパイ対策、警察対策、等)
2.情報収集事項・方法・注意・心構え
3.拠点の設定(その位置・借り上げる場合の留意事項、等)
4.張り込み、尾行の方法(隠しカメラの撮影方法)
5.スパイ獲得の意義と方法・手順・注意・心構え・人選・謝礼金、等。
6.スパイへの調査依頼事項、及びスパイの管理について
島袋氏は、日共担当グループに分けられましたので、このような内容なのだと思われますが、
この講義内容から、公安Kの活動の一端を見ることができます。
実際、島袋氏は、赤旗の新聞配達をしていた高校生をスパイに仕立て上げ、日共の重要な情報を得ていました。(この少年にはA-6という暗号名が付けられました。)
※スパイ獲得の方法は、相手を罠にかけたり、脅したり、親切ごかし近づいたり、金でがんじがらめにし・・・ まさに卑劣というしかない手段を用います。
A-6は、その後、長期間スパイとして活動するはめになったのですが、最後は自殺してしまいました。
島袋氏はそれについての、良心の呵責で、ずいぶん悩まれたようです。
そして、氏自身もまた、自殺を図ったのでした。
その後 ー。
島袋氏は、「公安警察スパイ養成所」を書いたわけですが、この中に以下の記述があります。
「退職して、私ははっきりと悟った。自分が警察時代に果たしていた任務は、人間から人間らしい気持を奪い、犯罪者を作ることであったと ー 。公安Kはペテン師集団、偽善者集団であった。」
氏は、在職時代には見えなかった公安Kの実像を、退職後に明確に見るに至ったのです。
さて、D様 ー。
公安Kでの、島袋氏の活動内容をもう少し追ってみます。
氏自身の日共への監視活動 ー その手口は不法であり、卑劣・悪らつでした。
共産党事務所へ侵入し、資料の窃盗などは、当たり前のように行なっています。
私が注目したのは ー、
「深夜トタン屋根をはがして忍び込み、資料を収集したこともある。」という記述 ー。
屋根をはがす・・・建物内に侵入するため、公安Kはここまでするのです。
D様 ー。
この手口には、「組織犯罪」との共通性があります。
現在、日本国中で被害が告発されている組織犯罪は、いかなる手段をもっても家宅侵入を図ります。
その目的は、ターゲットへの身体への危害、窃盗、飲食物への異物混入、物品の破損・汚染、害虫や不快虫の放散・・・被害内容から、そのように推測できます。
公安Kは、屋根をはがしてまで不法侵入する ー 島袋氏のこの著書がなければ、誰もが「まさか・・」と、一笑に付すことでしょう。しかし、事実として行なわれているのです。
勿論、組織員は、その痕跡を残さないスキルは身につけているはずです。
しかし、仮に、この組織犯罪の被害者がその痕跡を見つけ、
「誰かが屋根から侵入して来た」と言ったとしましょう・・・お分かりですね。精神疾患が疑われてしまうのです。
また、郵便ポストから、手紙を接着剤で釣り上げるという手口もありました。
(現在は、郵便局の中に協力者がいると言われています。)
更に、以下の記述もあります。
琉球大の日共支部が、火災にあった時のこと ー。
「焼け跡から出たゴミを、ハゲタカの如く素早く持ち去り、風呂場で内容を改めながら仕分け作業をした。」 ー というのです。
この記述は、私にある出来事を思い起こさせました・・・。
1年半ほど前の朝のことです ー。
私は、ゴミを出すために、地域の集積所へと行きました。
そして、ゴミを入れて置くための小屋(・・と言っても、囲いに屋根を付けた程度) の網戸を開けました・・・。
「エッ? 何これ・・?」
私は、その異様な様子に驚きました。
そこには、ゴミの袋が10個ほど置かれていたのですが・・・線上に置かれたように乱れがないのでした。
一つ一つがきっちりと、隙間なく並べられているのです。
整然とし過ぎていました・・・。いつもの、乱雑に放り投げた感じではありません。
その頃、私はすでに、この組織犯罪の被害者であるという自覚がありました。
ですから私は、この状態の意味をすぐ悟りしました。
私が、何番目に集積所に来たかを見ていれば、どのゴミを出したかが分かります。
この組織犯罪において、ターゲットのゴミを調べるのは知られていることですが、
それが行なわれようとしたのでしょう。
私は、そこにあったゴミの位置を変えました。
自分のゴミを真ん中に置き、更に、それを含め、何度も袋を置き換えたのです。
自分でも、分らなくなったくらいに ー。
そして、何事もなかったように戻って来たのですが、その後、あのゴミはどうなったのか・・・。
集積所のゴミが整然としていたのは、後にも先にも、その時だけです。
住民たちには、どこから、どんな指示がなされたのか・・・それを思うと、私は暗鬱としてしまうのです。
また、氏の著書の中から、
「登録抹消されたナンバーを車に取りつけ・・」とい部分 ー。
この組織犯罪においては、車のナンバーによるアンカリングを訴える被害者が少なくありません。
私もそれは、何度か経験しています。
つい先日も・・。
車で、スーパーマーケットに向かっていた時のことです。
スーパーに行くためには、国道6号線を横断しなければなりません。私は、ほぼ毎回、赤信号で車を停止させます。その停止する位置の左側に警察署があります。
その日、私は交差点の赤信号を見て、速度を落としました。
すると、警察署の駐車場から赤い車が出てきました。
運転していたのは、マスクをした女性・・・車は、私の前に入りました。
信号待ちの間、私は、その車のすぐ後で停止することになりました。
否が応にも、ナンバーが目に入ります。
その車のナンバーは・・・「4273」でした。
語呂合わせをすれば、「死になさい」でしょうか・・・。
D様 ー。
これは、偶然なのかも知れません。私がナーバスになっていることも否定しません。
しかし、この犯罪の被害者は、このような経験が多いのです。
2ヶ月ほど前、国道を走っていた時も・・・、
気が付くと、私の車のナンバーと、全く同じナンバーの車が、すぐ前を走っていたことがありました。
ゾロ目でも、左右対称でもないランダムなナンバーですが、ピッタリと合っていたのです。
また、4~5年前になりますが ー。
高速バスの駐車場に車を置いて、出かけた日のことです。
そして夜、
私は、帰りのバスを降りて、駐車場に行きました。
そして、置いてあった車のドアにキーを入れました。
しかし、キーが入りません・・・。何度も入れ直しましたが、同じでした。
「おかしいな・・・?」
私は、車を見直しました。
薄明かりの中に見えるのは、ダークグリーンのホンダの車・・・ナンバーも間違いありません。
私の頭は、混乱しました。
私は、呆然と辺りを見渡しました。
周囲には、まだ何台もの車が停められています。
「アレッ・・?」
私は、斜め後方に停まっている車に気付き・・・驚きました。
その車も、同じナンバーを付けています。
色も車種も同じ・・・。
私は、その車のところに行き、ドアにキーを入れてみました。
・・・それが、私の車だったのです。
「こんな偶然があるなんて・・・。」
私は、狐に包まれたような思いでした。
当時、私には、この組織犯罪の被害者である自覚はありません。
しかしこれは、この犯罪の手口と共通していますし、ほかの件も鑑みれば、加害行為はすでに始まっていたと考えられます。
それにしても、加害行為に都合のいいナンバーがよく手に入れられるものだと・・・被害を自覚した後、私は、その方法に思いを巡らしたものでした。
登録抹消されたナンバープレートを車に付ける・・・島袋氏の著書の記述です。
氏が公安Kも在職していたのは、昭和49年から59年までの10年間ですから、活動はその時代の技術レベルで行なわれたのは当然のことです。
しかし、25年以上も経った現在は、そのレベルは飛躍的に向上しているはずです。
車のナンバープレートを偽造するくらいのことは、簡単だと言えるでしょう。
車のナンバーによるアンカリングは、容易に出来るのです・・・。
また、氏の著書には ー、
郵便ポストから、手紙を接着剤で釣り上げるという手口もありました。
現在は、郵便局の中に協力者がいると言われていますし、私自身もそうとしか思えない体験をしています。
D様 ー。
現在の公安Kの活動においては、島袋氏の時代にはなかったハイテク機器が使用されているのは当然です。
例えば、携帯電話ひとつにしても ー その当時はまだ一般的ではありませんでした。
しかし、飛躍的に普及した現在においては勿論、活動に駆使されていることでしょう。
人工衛星からの監視カメラの精度は25年前の比ではないし、街中や道路際の至る所に、監視カメラが設置されています。そして、盗撮用カメラの小型化、盗聴器や音声発信機器の進化、脳内チップ・・・。
また、携帯電話や車のGPS機能による、持主の現在位置の把握 ー 。
つまり、島袋氏の時代のスパイ行為の内容は、現在のハイテク機器が取り入れられた内容とは、雲泥の差があると言えます。国民を監視するための機能は、より高度にシステム化され、その態勢は磐石なものに進化しているはずです。
外に出れば、監視カメラ、携帯電話や車にはGPS機能・・・家にいればハイテク機器による盗聴、盗撮 ー。
また、銀行口座、ネット上の通信販売、クレジットカードの使用履歴、携帯電話の発着信履歴・・・対象者の経済状態や購入品の詳細、何日何時にどこにいたかまで、秒単位で筒抜けです。
国民のプライバシーは、無きに等しいと言っても過言ではありません。
それらのハイテクシステムを掌中にし、活動しているる組織が、カルト的な狂気に蝕ばまれているとすれば・・・震撼とせざるを得ません。
今、日本各地から、組織犯罪の被害が告発されているのは、紛れもない事実です。
そして、公安Kという組織が、現在、何をしているのか・・・明確にされてないのも事実 ー。
島袋氏の著書から垣間見えるこの組織の異常性・・・。
それが、ハイテク機器を手に入れ暴走している ー との疑念を持つのは、私だけではないはずです。
D様ー。
私へのインターネットや電子メールへの妨害がひどくなっています。
先日も、メールが送信できない状態になりました。
何度やっても送信不可・・。
でも、私は書き続けます。
不順な天候の折、ご自愛くださいますよう ー。
2010.9.16
万 留 子


D 様
雨がこの地から色を奪っています。
水の微粒子を含んだ空気がヴェールとなり、くすんだ景色を作っているのです。
ひっそりと佇む木々は、時折の水滴に葉を揺らし・・・物憂げです。
窓越しの雨音は、抑揚もなく単調で・・・
CDプレーヤーからのピアノの音には無関心です。
ついこの間の、あの光と熱の日々は、何処へ行ってしまったのだろう・・・、
私は、ぼんやりとコーヒーの湯気を見つめています。
さて、D様
前回の続きを書かせて戴きます。
島袋修氏の著書「公安警察スパイ養成所」 ー 。
この著書からは、公安Kの活動の一端を知ることができるわけですが、その内容をもう少し考察してみます。
まず、島袋氏が公安Kに在籍していた時代、氏の仕事は日本共産党(以下:日共)に対するるスパイ活動でした。
その内容は、いかなる手段をもっても、日共を洗いざらい調査するというものです。その為には、日共内部にスパイを作ることが重要となり、スパイ獲得に活動の重点が置かれています。
氏が受講した警察大学校での集中講義では、日共への敵愾心を抱かせるための、徹底した洗脳教育が行なわれました。そして、スパイ活動をするための具体的な手口の教示です。
島袋氏は著書の中に、その内容を70項目にわたり記しています。
その内容を大まかに分けると、以下のようになります。
1.日共についての講義
(成り立ち、党の構成・党員数・活動内容・状況・スパイ対策、警察対策、等)
2.情報収集事項・方法・注意・心構え
3.拠点の設定(その位置・借り上げる場合の留意事項、等)
4.張り込み、尾行の方法(隠しカメラの撮影方法)
5.スパイ獲得の意義と方法・手順・注意・心構え・人選・謝礼金、等。
6.スパイへの調査依頼事項、及びスパイの管理について
島袋氏は、日共担当グループに分けられましたので、このような内容なのだと思われますが、
この講義内容から、公安Kの活動の一端を見ることができます。
実際、島袋氏は、赤旗の新聞配達をしていた高校生をスパイに仕立て上げ、日共の重要な情報を得ていました。(この少年にはA-6という暗号名が付けられました。)
※スパイ獲得の方法は、相手を罠にかけたり、脅したり、親切ごかし近づいたり、金でがんじがらめにし・・・ まさに卑劣というしかない手段を用います。
A-6は、その後、長期間スパイとして活動するはめになったのですが、最後は自殺してしまいました。
島袋氏はそれについての、良心の呵責で、ずいぶん悩まれたようです。
そして、氏自身もまた、自殺を図ったのでした。
その後 ー。
島袋氏は、「公安警察スパイ養成所」を書いたわけですが、この中に以下の記述があります。
「退職して、私ははっきりと悟った。自分が警察時代に果たしていた任務は、人間から人間らしい気持を奪い、犯罪者を作ることであったと ー 。公安Kはペテン師集団、偽善者集団であった。」
氏は、在職時代には見えなかった公安Kの実像を、退職後に明確に見るに至ったのです。
さて、D様 ー。
公安Kでの、島袋氏の活動内容をもう少し追ってみます。
氏自身の日共への監視活動 ー その手口は不法であり、卑劣・悪らつでした。
共産党事務所へ侵入し、資料の窃盗などは、当たり前のように行なっています。
私が注目したのは ー、
「深夜トタン屋根をはがして忍び込み、資料を収集したこともある。」という記述 ー。
屋根をはがす・・・建物内に侵入するため、公安Kはここまでするのです。
D様 ー。
この手口には、「組織犯罪」との共通性があります。
現在、日本国中で被害が告発されている組織犯罪は、いかなる手段をもっても家宅侵入を図ります。
その目的は、ターゲットへの身体への危害、窃盗、飲食物への異物混入、物品の破損・汚染、害虫や不快虫の放散・・・被害内容から、そのように推測できます。
公安Kは、屋根をはがしてまで不法侵入する ー 島袋氏のこの著書がなければ、誰もが「まさか・・」と、一笑に付すことでしょう。しかし、事実として行なわれているのです。
勿論、組織員は、その痕跡を残さないスキルは身につけているはずです。
しかし、仮に、この組織犯罪の被害者がその痕跡を見つけ、
「誰かが屋根から侵入して来た」と言ったとしましょう・・・お分かりですね。精神疾患が疑われてしまうのです。
また、郵便ポストから、手紙を接着剤で釣り上げるという手口もありました。
(現在は、郵便局の中に協力者がいると言われています。)
更に、以下の記述もあります。
琉球大の日共支部が、火災にあった時のこと ー。
「焼け跡から出たゴミを、ハゲタカの如く素早く持ち去り、風呂場で内容を改めながら仕分け作業をした。」 ー というのです。
この記述は、私にある出来事を思い起こさせました・・・。
1年半ほど前の朝のことです ー。
私は、ゴミを出すために、地域の集積所へと行きました。
そして、ゴミを入れて置くための小屋(・・と言っても、囲いに屋根を付けた程度) の網戸を開けました・・・。
「エッ? 何これ・・?」
私は、その異様な様子に驚きました。
そこには、ゴミの袋が10個ほど置かれていたのですが・・・線上に置かれたように乱れがないのでした。
一つ一つがきっちりと、隙間なく並べられているのです。
整然とし過ぎていました・・・。いつもの、乱雑に放り投げた感じではありません。
その頃、私はすでに、この組織犯罪の被害者であるという自覚がありました。
ですから私は、この状態の意味をすぐ悟りしました。
私が、何番目に集積所に来たかを見ていれば、どのゴミを出したかが分かります。
この組織犯罪において、ターゲットのゴミを調べるのは知られていることですが、
それが行なわれようとしたのでしょう。
私は、そこにあったゴミの位置を変えました。
自分のゴミを真ん中に置き、更に、それを含め、何度も袋を置き換えたのです。
自分でも、分らなくなったくらいに ー。
そして、何事もなかったように戻って来たのですが、その後、あのゴミはどうなったのか・・・。
集積所のゴミが整然としていたのは、後にも先にも、その時だけです。
住民たちには、どこから、どんな指示がなされたのか・・・それを思うと、私は暗鬱としてしまうのです。
また、氏の著書の中から、
「登録抹消されたナンバーを車に取りつけ・・」とい部分 ー。
この組織犯罪においては、車のナンバーによるアンカリングを訴える被害者が少なくありません。
私もそれは、何度か経験しています。
つい先日も・・。
車で、スーパーマーケットに向かっていた時のことです。
スーパーに行くためには、国道6号線を横断しなければなりません。私は、ほぼ毎回、赤信号で車を停止させます。その停止する位置の左側に警察署があります。
その日、私は交差点の赤信号を見て、速度を落としました。
すると、警察署の駐車場から赤い車が出てきました。
運転していたのは、マスクをした女性・・・車は、私の前に入りました。
信号待ちの間、私は、その車のすぐ後で停止することになりました。
否が応にも、ナンバーが目に入ります。
その車のナンバーは・・・「4273」でした。
語呂合わせをすれば、「死になさい」でしょうか・・・。
D様 ー。
これは、偶然なのかも知れません。私がナーバスになっていることも否定しません。
しかし、この犯罪の被害者は、このような経験が多いのです。
2ヶ月ほど前、国道を走っていた時も・・・、
気が付くと、私の車のナンバーと、全く同じナンバーの車が、すぐ前を走っていたことがありました。
ゾロ目でも、左右対称でもないランダムなナンバーですが、ピッタリと合っていたのです。
また、4~5年前になりますが ー。
高速バスの駐車場に車を置いて、出かけた日のことです。
そして夜、
私は、帰りのバスを降りて、駐車場に行きました。
そして、置いてあった車のドアにキーを入れました。
しかし、キーが入りません・・・。何度も入れ直しましたが、同じでした。
「おかしいな・・・?」
私は、車を見直しました。
薄明かりの中に見えるのは、ダークグリーンのホンダの車・・・ナンバーも間違いありません。
私の頭は、混乱しました。
私は、呆然と辺りを見渡しました。
周囲には、まだ何台もの車が停められています。
「アレッ・・?」
私は、斜め後方に停まっている車に気付き・・・驚きました。
その車も、同じナンバーを付けています。
色も車種も同じ・・・。
私は、その車のところに行き、ドアにキーを入れてみました。
・・・それが、私の車だったのです。
「こんな偶然があるなんて・・・。」
私は、狐に包まれたような思いでした。
当時、私には、この組織犯罪の被害者である自覚はありません。
しかしこれは、この犯罪の手口と共通していますし、ほかの件も鑑みれば、加害行為はすでに始まっていたと考えられます。
それにしても、加害行為に都合のいいナンバーがよく手に入れられるものだと・・・被害を自覚した後、私は、その方法に思いを巡らしたものでした。
登録抹消されたナンバープレートを車に付ける・・・島袋氏の著書の記述です。
氏が公安Kも在職していたのは、昭和49年から59年までの10年間ですから、活動はその時代の技術レベルで行なわれたのは当然のことです。
しかし、25年以上も経った現在は、そのレベルは飛躍的に向上しているはずです。
車のナンバープレートを偽造するくらいのことは、簡単だと言えるでしょう。
車のナンバーによるアンカリングは、容易に出来るのです・・・。
また、氏の著書には ー、
郵便ポストから、手紙を接着剤で釣り上げるという手口もありました。
現在は、郵便局の中に協力者がいると言われていますし、私自身もそうとしか思えない体験をしています。
D様 ー。
現在の公安Kの活動においては、島袋氏の時代にはなかったハイテク機器が使用されているのは当然です。
例えば、携帯電話ひとつにしても ー その当時はまだ一般的ではありませんでした。
しかし、飛躍的に普及した現在においては勿論、活動に駆使されていることでしょう。
人工衛星からの監視カメラの精度は25年前の比ではないし、街中や道路際の至る所に、監視カメラが設置されています。そして、盗撮用カメラの小型化、盗聴器や音声発信機器の進化、脳内チップ・・・。
また、携帯電話や車のGPS機能による、持主の現在位置の把握 ー 。
つまり、島袋氏の時代のスパイ行為の内容は、現在のハイテク機器が取り入れられた内容とは、雲泥の差があると言えます。国民を監視するための機能は、より高度にシステム化され、その態勢は磐石なものに進化しているはずです。
外に出れば、監視カメラ、携帯電話や車にはGPS機能・・・家にいればハイテク機器による盗聴、盗撮 ー。
また、銀行口座、ネット上の通信販売、クレジットカードの使用履歴、携帯電話の発着信履歴・・・対象者の経済状態や購入品の詳細、何日何時にどこにいたかまで、秒単位で筒抜けです。
国民のプライバシーは、無きに等しいと言っても過言ではありません。
それらのハイテクシステムを掌中にし、活動しているる組織が、カルト的な狂気に蝕ばまれているとすれば・・・震撼とせざるを得ません。
今、日本各地から、組織犯罪の被害が告発されているのは、紛れもない事実です。
そして、公安Kという組織が、現在、何をしているのか・・・明確にされてないのも事実 ー。
島袋氏の著書から垣間見えるこの組織の異常性・・・。
それが、ハイテク機器を手に入れ暴走している ー との疑念を持つのは、私だけではないはずです。
D様ー。
私へのインターネットや電子メールへの妨害がひどくなっています。
先日も、メールが送信できない状態になりました。
何度やっても送信不可・・。
でも、私は書き続けます。
不順な天候の折、ご自愛くださいますよう ー。
2010.9.16
万 留 子

