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(41)

D 様



空が雲に覆われています・・・ひんやりとした空気は動きません。
窓の外は、グレーの紗をかけたような燻んだ景色・・・。
ひな祭りも過ぎた3月の午後 ー なのに、今日のこの地にまばゆい光が届きません。

私は、窓越しに空を見上げます。
陽光を覆ったはずの雲は、穏やかな光に満ちていました。
空の彼方では、春が確かな歩みを続けていることを教えてくれたのです。




D様 ー 。

昨日の朝・・・。
夫が、私のところに、脱いだパジャマのズボンを持ってきました。
「これ何のシミかな? 血みたいにみえるけど ー 。」

私は、パジャマを手に取り、その箇所を見ました・・・。
左側の太もも部分に、赤茶色のシミが出来ていました。
竹の葉のような形になっています・・・滴った後を拭いたような ー 。

血・・・どう見ても、それは血痕でした・・・。

「どう見ても血だよね・・・何か、思い当たることはある?」
「いや、どこも怪我してないしー。」

夫の目には「戸惑い」と、微かな「不安」の色がありました
いつ、そして何故、付いたのだろう・・・?

私の脳裏に、3日ほど前の夫の言葉が浮かびました。


「今朝は、膝の調子が悪いな。何かカクカクしてる感じだよ。」

その症状は、この血痕と何か関係があるのではないだろうか・・・?

私もまた、3週間ほど前 ー 自分のシーツに血痕があるのを見つけていました。
直径1cm位のものが2つ ー 。
シーツの血痕は以前にも見つけていますが、また・・・です。

そして、私もまた、膝の関節がギクシャクとし始めました。

「不思議だな・・何か気味が悪いな。」
夫が、パジャマを見たままつぶやきました・・・。


1ヶ月ほど前 ー 。
居間のサッシ戸のクレセント錠がまた壊れていました。
以前壊れて、取り替えた箇所です。まだ1年も経っていません。

朝、戸を開けようとしたら、そのクレセント錠がカクッと落ちてきたのです。
錠の芯が折れていました・・・。

「純正の錠じゃないから、弱く出来てるんだな・・・。」
夫は言いました。

しかし、仮にも錠として、大手のホームセンターで売られているものです。
1年もしないうちに、芯が折れてしまうことなど有り得るのでしょうか・・・。
東側のサッシ戸・・・その錠だけが壊れるのです。

家宅侵入の形跡は続いています・・・。
この組織犯罪の基礎となっているのは、頻繁な家宅侵入 ー 私はそれを実感しています。

家宅に侵入すれば、居住者のプライバシーをすべて覗くことが出来ます。
それは、様々な加害行為をする上でのいい情報になるはずです。

家宅内にどんな細工をすることも自由です。
盗み、器物の破損・汚染、物の移動、薬物混入、不快虫の植付・・・なんでも出来るのです。

そして夜間の家宅侵入・・・これにより、就寝中の被害者に、危害を加えることも容易です。
犯行中に被害者が目覚めることはありません。この犯罪組織は、専門的な薬物を用いるのですー。
それは、多くの被害者が指摘しています・・・。

私は、脳裏に浮かんだことを言葉にしませんでした・・・。
「パジャマは洗濯しておきます。とにかく、夜間の戸締りはもっと念入りに注意しないとね・・・」

夫も最近は、何かを感じ始めているようで、私の言葉を黙って聞いていました。
私の気持は暗鬱でした・・・。



さて、D様ー。
前回、予告したある映画について書きたいを思います。
事実に基づいて作られた映画です。

D様ー。
私は、時々考えます。
この組織の加害者たちは、人間の「心」を、どのようにして失っていったのだろうかと ー 。
そして、10年前に観たある映画を思い出すのです・・・。

それは、スタンフォード大学で行なわれた、ある心理学の実験を基に作られました。
あなたは、もうこの映画がお分かりになったかも知れません。
ドイツ映画「es「エス」」・・・日本での公開は2002年でした。

この映画の基になった心理学の実験 ー それは、1971年にスタンフォード大学で実施されました。
実験者は、心理学教室の教官であったフィリップ・ジンバルドです。

実験の目的は・・・、
「人間の残虐性というもの ー それは、個別的な性質によるものなのか、社会的な役割によって導かれるものなのか ー 。」 それを確かめることでした。


「監獄実験」と名づけられた、この実験の内容は以下の通りです。

まず、被験者が募集されました。
そして、応募してきた人達の中から21名が選ばれました。
ジンバルドが、性格や行動に偏向が少ないと判断した人たちです。

ジンバルドは、選ばれた21名を、ランダムに二つのグループに分けました。
そして、10名を囚人役に、11名を看守役に割り当てました。

被験者たちは、大学の地下室に作られた「監獄」に送られました。
ジンバルドは、「監獄」での彼らの様子を、2週間にわたり観察するのです。

実験が始まりました。

ジルバルドは、被験者たちにリアルに演じてもらうための演出をしました。
まず、囚人役に屈辱感を与えたのです。

囚人役は、パトカーを用いて逮捕され、指紋が採取されました。
次に、看守役の前で脱衣させられ、シラミ駆除剤を散布されたのです。

囚人服も着せられました。 背中と胸に囚人番号を入れたワンピース風の着衣です。
着衣の下は下着なし・・・。
そして、頭には女性のストッキングで作ったキャップ ー 。

さらに、歩行時には片足に南京錠がついた鎖が巻かれました。
また、トイレに行く時は目隠し ー 。

看守役には、それらしいユニフォームを着用させ、囚人役に表情を読まれないようサングラスをかけさせました。

二つのグループは、ジンバルドの予想以上に、その役割になりきったのでした・・・。

囚人役たちが、鉄格子の部屋に入れられました・・・。

実験の開始直後から、囚人役のほとんどが、看守役に媚びへつらうようになりました。
また看守役は囚人役に対し、権威的、暴力的になっていきました。

しだいに看守役は自ら、囚人役に罰則を与え始めました。
反抗した囚人役の一人を、独房に見立てた倉庫に監禁したり、バケツで排便するように強制したり・・・。

看守役は、囚人役たちに、さらに屈辱感を与えるため、靴磨きをさせたり、素手の状態でトイレ掃除をさせたりしました。そして、ついには、禁止していた暴力さえ振るうようになったのです。

ジンバルドはそれを止めるどころか、実験のリアリティーに呑まれていきました。

それは予想を超えるレベルでした。
ジンバルドは実験当初から、危険な兆候を見つけていました。
しかし、役割を演じきる彼らの暴走に、打つ手を失っていったのです。

看守役の虐待行為はエスカレートしていき、囚人役は深刻なストレス性障害が現れました。

耐えかねた囚人役の一人は実験の中止を求めました。
しかし、ジンバルドはリアリティーを追求し、「仮釈放の審査」を受けさせましたが、実験はそのまま続行されました。

囚人役の中には、着衣させた女性用のワンピースのせいか、日常の行動が女性的に変化していった者も数人いたということです。

やがて、囚人役の一人が精神錯乱となりました。
そして離脱 ー 。

また看守役は、精神的に追い詰められた一人の囚人役を、独房(倉庫)に移し、他の囚人役たちに、彼への非難を強制しました。・・・そして、この囚人役も離脱 ー 。

そんな中で、離脱した囚人たちが、仲間を連れて襲撃に来るという情報が入りました。
ジンバルドは、一時、実験場を地下から5階に移す措置をとりましたが、やがて、これは囚人役の一人の願望に過ぎないことが判明しました・・・。


ジンバルドは、実際の監獄でカウンセラーをしている牧師に、囚人役を見てもらいました。実験における囚人と、現実の囚人を比較させたのです。

牧師は、囚人役たちは、「実際の囚人の初期症状と全く同じである」と指摘しました。
そして、実験にしては出来過ぎだと非難したのです。

ついに、牧師が家族に連絡しました。
そして、家族が弁護士を連れて来て、実験中止を求めるという事態になったのでした。

実験は、6日間で中止になりました。
予想以上の問題点を露呈して・・・・。


この実験は、通常の人間が、残虐な行動に走っていく過程を炙り出しました。
看守役と囚人役は、ランダムに分けられたのにも関わらず、看守役になった者たちは、その役割に与えられた権限を、必要以上に行使しました。
囚人役に対し、躊躇することなく残虐行為を続けたのです。

つまり、人間の残虐性というものは、個別の性質によるものではなく、その社会的な環境、及び役割で誘発されていくということが分かります・・・。

しかも、この実験が、わずか6日で終わらなければならないほど、短時間のうちに、その問題点は表出したのでした。

ジンバルドは、この実験後10年以上も被験者へのカウンセリングを続け、実験によるトラウマを取り除きました。              
                                                                                             (参考資料:ウィキペディア)



映画「esエス」は、この心理学実験を基にして作られました。
実際の実験は、6日で終了したのですが、映画では事態への制御が出来なくなっていきます。
暴走する看守役に、囚人役たちは、命の危険すら出てくる事態となるのです。
そして、2名の死者を含む、多数の死傷者が出るという惨劇になっていきます。


この映画は、私を呆然とさせました。
人間は、役割や立場によってこんなにも変わるものなのかと・・・。

個別にそなわった性格、そして知性はどこにいってしまうのでしょう?

圧倒的に優位な立場にある者は、弱者に対し、こんなにも権威的になり、その権限の暴走を制御出来なくなるものなのか・・・果ては残虐な暴力行為 ー 。

この実験の結果は、アウシュビッツ収容所における、ユダヤ人への残虐行為の責任所在を考察することが出来ます。

事実、この「監獄実験」よりに先に行なわれた実験に、「ミルグラムの実験」があります。
別名「アイヒマン実験」と呼ばれています。

ナチスドイツの将校アイヒマンから名付けられました。
彼は、ユダヤ人虐殺の責任者でした。ユダヤ人であるミルグラムは、ホロコーストが起きたメカニズムを理解するため、権威への服従実験を行なったのです。

つまり、「アイヒマンを始め、虐殺に加わった者たちは、単に命令に従っただけなのか ー ?」という疑問の答えを、実験により見出そうとしたのでした。


D様 ー 。
この実験は、あなたも当然ご存知だと思いますし、一般にも知られていますので詳細な説明は省かせていただきます。

内容を簡単に言えば、被験者がもう一方の被験者に、強い電気ショックを与えるというものです。
「学習における罰の効果を見る」と、説明された被験者が、答えを間違えた相手に、電気ショックを付加するボタンを押すのです。

電気ショックのレベルは間違えるたびに上がり、高レベルになると凄まじい苦痛を感じる設定になっています。
被験者は、どのレベルまでボタンの押し続けるのか・・・。

(実は、電気ショックを与えられる側は、苦痛の演技をしているだけなのですが、被験者はそれを知りません。)

この実験の結果も、予想に反するものでした。
被験者は、苦痛に叫び声を上げる相手に、高レベルまで電気ショックを与え続けたのです。


この二つの実験結果から、私が思うことは ー 。
人は、絶対的な権威の後ろ盾で、人間の心を失っていくものなのだと・・・。
「理性」と「良心」、そして「思考力」すら失われていきます。
権威の忠実な番犬となっていくのです・・・。



D様 ー 。
集団ストーカーと呼ばれるこの組織犯罪にも、この実験結果は当てはまります。
この犯罪は、加害者側が圧倒的に優位な立場で、被害者をターゲットにしているのです。

一人のターゲットに対し、多人数の加害者がいます。
そして、その主体となっているのは、この日本の隅々にネットワークを張り巡らし、予算も人員も潤沢に備えた組織です。犯罪の隠蔽すら出来る立場にあります。

この実験における力関係と同じなのです。
そして、この組織犯罪の加害者たちが、人間性を失っているのも確かなこと ー 。

この組織犯罪は、「犯罪」というカテゴリーにおいて、「悪らつさ」「卑劣さ」は、最高レベルに入るはずです。

人は、自分が優位の立場にいて、相手からの反撃がないことが分かると、その残虐性を止め処なくエスカレーさせていく・・・ジンバルトの「監獄実験」はそれを顕著にしました。


しかし、D様 ー 私は思うのです。
ならば、権威というバックグラウンドで行なわれた犯罪は、実行者にその罪の責任は問えないのかと・・・?

この組織犯罪の責任所在はどこなのか・・・。
それは、この組織の「長」であることは確かです。
しかし、実行者たちもその罪を免れることは出来ない ー と私は考えます。

私たちは、すでに60年以上も前にそれを学習しています。
アウシュビッツ収容所における残虐行為・・・・彼らは人間性の根幹に背いたのです。
命令した者も、実行した者も ー 。

そして今、この日本において行なわれている組織犯罪・・・被害者たちの悲鳴はこの国の全土におよんでいます。集団ストーカーと言われるこの犯罪は、否定しようのない事実なのです。

今までにどれほどの人が、この犯罪の犠牲になったことか・・・。

それは、被害者を精神異常者だとして隠ぺいされてきました。
「有り得ない」「妄想だ」「統合失調症だ」と・・・。

しかし、科学技術は今、私たちの想像の域を超えるレベルにまで発達しています。
被害者が訴える被害内容は、決して妄想ではないと証明されているのです。
それが、社会的に認知されつつあります・・・。



D様 ー 。
先日、私はある被害女性のブログを見て驚きました・・。

それを次回の手紙に書かせて戴きます。




底冷えのする不順な天候が続いています。
どうか、ご自愛くださいますよう ー 。



                                   2010.3.4
                                         万 留 子




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Re: こんにちは

yukidarumaさんへ

いつもコメントを頂き、感謝しています。
時に沈み込む気持が、励まされます。

この組織犯罪の仲間もネット上には大勢いますね。
犯罪が暴かれる日は近いと信じています。

これからもお互い頑張って書き続けましょう。
きっとお会いできる日が来ると思います。

こんにちは

こんにちは。
いつも私のブログを読んで下さり有難うございます。私は本当に災難の連続です。ブログを読んで下さっている人は、私が何を訴えたいのかまだ理解できないかも知れませんが、最後まで付き合ってくださいね。

結局は、この災難も直接的ではないにしろ、今までの災いは間接的には全部繋がっているのではないかと思っています。(特に悪いことをしても絶対に捕まらない人達は・・・。)

まるこ様の今回のブログも感慨深く読ませて貰いました。人は個人とお話すると、どの人も良い人に見えますが、組織の中にいるとその人その人の本性は見えるものです。

だから組織犯罪は怖いというか・・。人は一人でやる悪は多寡が知れていますが、集団化したときには怖いことになります。創価学会解体運動が行われていますが、この創価学会が解体されない限り、いろんな災いはなくならないように思っています・・。

これからもブログ応援して下さいね。そして身辺にはご注意なさって下さい・・。

いつか、お会い出来るとよいですねぇ。それでは、また・・。

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ミセスまるこ

Author:ミセスまるこ
命ある限り書き続けます。

記事のアップが遅くなってしまいました。お詫び致します。

記事をアップしようとすると、動作がフリーズするのです。異様な重さのあと、「表示できません」の画面となります。
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アップまでに何時間もかかってしまいました。それでも、私は書くのを止めることはありません。今後とも応援していただければ幸いです。


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この小説は、どの回もほぼ独立した形式になっています。繋がりがあるとしても、その回の前後だけです。でも、時間があれば(1)から読んで頂ければ嬉しく思います。そして、今後ともよろしくお願い致します。
尚、この小説は事実をもとに書かれています。


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