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(34)

D 様


昨日、吹き荒れた風は止み、今日のこの地は穏やかです。
薄い陽が、木々の枝をくぐり抜け、地表に優しく降り注いでいます。
隣家の寒椿の葉が微かに揺れ、短い日照を楽しんでいるかのよう・・・。
静かな冬の午後・・・私はひとり、貴方への手紙を書いています。
昨日、隣町で買った、中古CDのヴァイオリンの音色を聞きながら・・・。



さてD様ー。
唐突ですが、人の表情を分類するとすれば、幾種類ほどになるのでしょうか・・・?

人の感情には、喜怒哀楽の他に、言葉では表現できない微妙な変化があります。
その変化は、無意識のうちに表情に出ているはずです。

たとえばビデオカメラで、人の表情を1日中撮り続けたとすれば、その1コマ1コマには、
分類出来ないほど、多くの表情の変化が写っていることでしょう。

その中には、楽しそうな表情もあれば、悲しそうな表情や、怒ったような表情・・・。
また、間抜けた表情、狡猾な表情、とぼけたような・・・。
感情にそんな変化がないとしても、カメラは対象者の多様な表情を捉えるはずです。

また、その時の感情とは、正反対の表情が写っていることもあるかも知れません。

楽しくて大笑いしたのに、怒ったような表情のコマがあったり、
悲しかったのに、笑いをこらえているような表情が入っていたり・・・。
また、真剣だったのに間抜けた顔になっていたり・・・。

写った映像に虚偽はなく、確かにその時の対象者が写っているのだけれど、ひとコマだけを取り出しクローズアップすれば、
それは「虚偽」と呼ぶべきものに変化します。
対象者は、悲しい時に笑ったりはしなかったし、楽しい時に怒りはしなかった・・・。
けれどカメラは、確かにその表情を捉えているのです。

人の表情を瞬間的に切り取れば、その人の印象を、意図的に変化させることは可能なのです。

これは、メディアがニュースを編集する際にも通じることだと思います。


数日前、私は、インターネット上のサイトを取りとめもなく眺めていました・・・。
すると、「奈良の騒音オバさん」の記事に目に入ってきました。
05年に、テレビのワイドショーを賑わしたあの事件です。
私は以前にも、その記事を読んだことがありましたが、再度、読んでみました・・・。

布団を叩きながら、悪態をついているオバさんの映像・・・当時、どこのテレビ局でも繰り返し放映していました。
あんな人が隣にいたら ー と、衝撃をもって、あの映像を観た人も多いと思います。
私もその一人でした。被害者にいたく同情したものです。

「奈良の騒音おばさん」は日本国中で有名になってしまいました・・・。

当時、私は、弟とその話をする機会がありました。
「とんでもないオバさんよねぇ。もう、頭がどうにかなっているとしか思えない。」
私の言葉は、あの映像から受ける印象を、率直に表したものでした。

しかし、弟の言葉は以外なものでした。
「何か違和感を持つんだよね、あの映像・・。あのオバさんは、何故、あんなに激高してる
 んだろう。 それに、撮影した隣の人は、その時、怯えていたのかな・・? 
 それとも怒りに駆られていた? 俺は、冷静な、底意地の悪さを感じるんだよね・・・。」

この人、何を言っているのかしら・・・。

私は、反論しました。
「あなたね、被害者の身にもなってみなさいよ。病気にまでなったのよ。」

私の反論は、ピントがずれていましたが、当時として平均的な言葉だったと思います。
テレビでは、被害者の言い分のみのナレーションで、あの映像を繰り返し、放送していたのですから・・・。
視聴者が、被害者に同情するのは当然のことでした。


しかし、昨年の5月・・・。
私は、インターネット上で、「騒音おばさんの真実」なる記事を見つけました。
すでにネット上では、かなり知られていた事実を、私は、遅まきながら知ったのでした。
あの映像の陰には、報道されなかった様々な事実があったと言うことを・・・。

被害者は善玉で、オバさんは悪玉・・・当時のテレビ報道に見られた明確な色分けは、真実を伝えていたとは言えないものでした。

確かに、今思えば疑問が生じます。
あのオバさんは、撮られていると分かってるのに、何故、あのように激高し、罵声を上げ続けたのか・・・? 
以前にも、この被害者とのトラブルで、罰金を払う羽目になったというのですから、尚さらです。

また、被害者は、善良で、ただ大人しく、あの騒音に涙して耐えていたのでしょうか?
事実は違うようです・・・。

インターネット上の記事によれば、あの映像には、当初、被害者側の声も入っていたと言います。お互いに言い争う声です。
被害者は、加害者と同レベルの悪態をついていたらしいのです。あのオバさんは、激高し、それに応酬してしまった・・・?。
被害者は、カメラを向けながら、挑発していたことも考えられます。

あの映像に違和感をもった弟の直感は、的外れではなかったのでした。


その後、オバさんは、あれは両者間のケンカだったと話しています。
なぜ、一方的に私だけが加害者とされるのかと・・・。

テレビ局は、あの事件の断片を切り取り、それをクローズアップさせることで、加害者を悪玉とし、被害者に同情させる構図を作り上げました。被害者はかわいそうな善玉であり、加害者はとんでもない悪玉・・・どのテレビ局も同じでした。
被害者側の罵声は、放映前の編集で、削除されたのです。

そして、テレビ局は、その映像を繰り返し流し、事件の全容に光を当てることはありませんでした。
視聴者が、被害者に同情を寄せ、加害者を一方的に悪者とするのは当然のことでした。

人の表情と同じように、「事実」もまた、アングルや、光の当て方、切り取り方で、どんな風にもアレンジ出来るということが分かります。

インターネット上の記事は、切り取られた断面を繋ぎ、事件の全体像を浮かび上がらせています。
そして、マスメディアが犯した過ちと問題点もまた・・・。

事件の背景は、インターネット上に詳しく出ていますし、D様、貴方は既にご存知のことと思いますので、ここには書かないことにします。


ただ、被害者夫婦が、宗教法人S会の会員であるとの情報について、少し書きたいと思います。
集団ストーカーと呼ばれる組織犯罪には、S会の信者の関与を指摘されています。
信者全員が関わっているとは言いませんが、一部の信者が協力している可能性は否定できない状況になっています。
多くの被害者がその関与を訴えているのです。

被害者夫婦が、S会信者である真偽はともあれ、この騒音オバさんの事件には、組織犯罪の手口と共通するものが出てきます。

たとえば、病気の家族が寝ているオバさん宅の部屋に、強烈な光が入るように設置された隣家の庭園灯 ー これは「ブライティング」と呼ばれる手口の一種です。光による嫌がらせです。隣家からのこの光が、病気の娘さんたちの安眠を妨害するので、向きを変えるよう頼んだオバさんの願いを、この夫婦は無視したと言います。

また、家の中の会話を盗み聞きされ、近隣に言いふらされていた件 ー このような「風評被害」も、この組織犯罪者が得意とする手口です。多くの被害者が経験しています。

また、監視カメラで24時間監視されていたこと、 門扉を壊したと濡れ衣を着せられたこと、落書きされたと民事訴訟を起こされたこと、茶碗を洗う音がうるさいとの言いがかり、病気の娘さんの声を「キチガイがうるさい」などと言われたこと・・・日常的で執拗、かつ多岐にわたるハラスメントは、この組織犯罪の手口と共通しています。


単純で人がいいオバさんは、様々な形で仕掛けられた、狡猾で巧妙な罠にはまっていった・・・そんな気がします。
事件の背景を知れば知るほど、悪玉とされ、一方的な加害者とされたオバさんに対する同情が湧いてくるのです。

そして、マスメディアのあり方を考えさせられるのです・・・。、



さてD様ー。
前回の続きを書かせて戴きます。

年が明けましたから、もう一昨年のことになります。
2007年の12月初旬のことでした・・・。
夫が、一泊の予定で、I県のN市に行くことになりました。

当時、夫の椎間板ヘルニアの病状は悪化する一方でした。
日に日に、痛みが激しくなっていたのです。

日中は、ほぼ安定しているのですが、夜中になると激しい痛みが襲うのでした。
就寝前には、医者が処方した痛み止めを飲みますから、朝まで安眠出来るはずなのです。
しかし夜中、私が、ハッとして目を覚ますと、夫は激痛に襲われています。
隣の部屋から、夫が傷みに堪える声が聞こえるのでした・・・。

私が飛び起きて、夫の部屋に行くと薬品臭・・・病院の診察室のような匂いが漂っています。
(夫は、寝る前に患部に湿布を貼っていたのですが、そのミント系の匂いではありません。)

日中の病院に行き、安定した症状であったにも関わらず、夜中に突然、襲う激痛・・・。
掛かりつけの医者も首を捻り、更に強い痛み止めで対処するしかありませんでした。

(この組織犯罪の手口の一つに、ターゲットの弱っている部分を狙うというものがあります。あるいは、時間をかけ、徐々にその部分に疾患をつくるのです。私の体に、多くの注射痕があったのもこの頃です。)


D様ー。
私は、当時、戸締りは厳重にしていたつもりでした。
しかし、朝になると、私はほぼ毎日のように、侵入者の痕跡を見つけていました。
厳重にしていたつもりの戸締りは、今、思えば甘いものだったのです・・・。

以前にも書いた通り、戸締りしたサッシ戸を外してまで侵入してきます。私が、その痕跡に気付いたのは、かなり後になってからでした。その当時はまだ気付いていません。


さて、一昨年の11月中旬ー。
夫は、新聞の広告欄の載っていたある書籍に目を留めました。
それは、椎間板ヘルニアをレザー光線で治療するというものでした。
ワラをもすがる思いで、夫は早速その書籍を購入しました。

そして、その本の内容にすっかり感化されてしまいました。
その治療を受けるのいうのです・・・。

その治療は保険が利かず、費用はすべて自己負担でした。
また病院は、この地から遠いI県のN市にあるので、旅費もかかります。それは、我が家にとっては、決して小さな額と言えるものではありません。しかし、それで病状が良くなるならと、私はその治療に賛成しました。

その病院に電話をしたところ、12月9日が空いているとのことでした。あと10日ほどしかありません。
しかし、その後になると、数ヶ月待たなければならないという状況でした。
夫は、どうせ治療を受けるのなら早いほうがいいと、その日に予約を取ったのです。

夫はI県N市に、1泊の予定で出かけることになりました。
12月8日のことです。

実は、N市は夫の出身地なのです。
N市の旧家の出でした。本来なら夫が継ぐべき家ですが、すべて妹に譲り任せています。
8日はその家に泊まり、翌日、レーザー光線による手術を受けることにしたのです。

(この手術は、患部に数分間だけレザー光線を当てるだけもので、患部以外の体に与える影響はほとんど無いというものでした。
だから、入院の必要はありません。夫は手術をしたら、その日のうちに帰る予定でした。)



12月8日の夜ー。
家には私ひとりでした・・・。

私は当時、この組織犯罪の加害行為に翻弄され、疲れきっていました。
毎朝のように、家に侵入した形跡が見つかり、ものが無くなり、壊され、移動され・・・。
また部屋が汚され、衣服が破損され・・・そして注射痕、メスで傷つけられた痕、引っ掻かれた傷、低温ヤケドのような黒ずんだ痣、原因不明の目の異常・・・。

その夜、私は不安がなかったと言えば嘘になります。
でも、どうすればいいのでしょう・・・為すすべはないのです。
夕食を取ったら、早めに寝ようと思っていました。

夕食後 ー 。
私は、テレビを観ていました・・・。

特に、観たい番組があるわけではないのですが、テレビを観ていると、脳細胞の動きが鈍くなるような気がします。
それで、何も考えたくない時は、テレビをボーッと観るようにしているのです。

私は、居間で椅子に座っていました。
テレビを観る時、私はサングラスをかけます。何年か前より、目に異常が出て、光を眩しく感じるようになっていたのです。

私は、テレビの画面をぼんやりと観ていました・・・。
そして ー 、突然、髪の毛が逆立つような衝撃を受けたのでした。

D様ー。
私は、このことを今までに何度も書こうと思い・・・そして、手を止めました。
まず、信じてもらえないだろうと・・・。

「そんな馬鹿な・・・」「有り得ない」「やっぱり神経症では?」・・・そんな反応を恐れたのです。
しかしD様 ー 。やはり、あなたはそんな反応はなさらないはずです。

私が衝撃を受けたのは・・・。
テレビに、突然、自分の姿が映ったのです。
サングラスをかけ、テレビを観ている自分の姿が・・・。

テレビのガラスに映ったのではありません。
番組を放映中の明るい画面が、鏡の役割をするはずはないのです。

テレビを観ている自分の姿・・・。
パジャマの上にカーディガンをはおり、サングラスをかけた・・・その映像は、突然、画面に現れました。そして、ほんの1~2秒ほとで消えたのです。

私は、驚愕し、呆然としました・・・。
画面は元に戻り、何事も無かったように続いています。
(ビートたけしの「家庭の医学」だったように記憶していますが・・・。)

私は、ほんの数分で冷静さを取り戻しました。
自分の神経がどうにかなってしまったのだろうか ー などと疑問を持つこともなかったし、気持が動揺するということもありませんでした。テレビの画面に私が現れたのは、紛れもない事実でした・・・。

私は頭の中に、今映った自分の映像を再現しました。そして、考えたのです。
「あの映像を撮るには・・・角度から言って、テレビ内にカメラが仕掛けてあるはず・・小さなカメラが・・・。」

当時、我が家のテレビは、地上デジタル放送には対応しないブラウン管型のものでした。
テレビの内部に、小型カメラを仕掛けるくらいのことは、この組織にとって簡単なことだったに違いありません。そして、撮った映像を、そのテレビに瞬間的に映すくらいの技術も、そう驚くほどのものではないはずです。

テレビを分解すれば、仕掛けが分かったかもしれません。
しかし、私は機械オンチだし、分解した部品の中から、「これがそうだ」と判別する自信はありませんでした。
また、分解したものを、元に戻すことも・・・。

私は、テレビの前部分を少し調べました。
しかし、そんな私の様子も盗撮されているかも知れない・・・。


夫が帰ったら、考えよう・・・。
私は、疲れていました。

私はテレビを消し、椅子に座りこみました。
不安に思うとか、怖いとか・・・そんな感覚に捉われることはありませんでした。
頭の片隅に感じていたのは、静かに怒りです。

組織犯罪者・・・この者たちは、一体、何をやっているのだろうー。
その卑劣さと、悪らつさに、ただ怒りを感じていたのです。

しかし、その夜の仕掛けはこれだけではありませんでした・・・。



D様、それを次回に書くことにしたいと思います。


寒い日が続いています。どうか、くれぐれも御自愛くださいますよう ー 。 
                                        

                                                                 2010.1.14
                                                                     万 留 子    
                                                                                                                      

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