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(31)

D 様



日本全土を襲った寒波は、この地にも及んでいます。
今朝の気温は、今冬で一番の低さでした。
東からの陽射しは薄く、地表を暖める輝きはありません。
朝の道を行く、大人たちの寡黙な急ぎ足・・・。
色とりどりの防寒服に身を包んだ小学生たちの白い息・・・。、
凍える朝・・・人の確かな体温が、町を躍動させています。



5日ほど前 ー 。
我が家の前のアパートの敷地に、白いマスクをした男女3人がいるのが見えました。
うちの居間からは、アパートの東側が見えるのです。
私は、誰かと思い、サッシ戸越しに見ていました。

3人は、アパートの周りをあちこち見ています。
近づいて来たので、私はサッシ戸を開けて声をかけました。

「こんにちわ。何かあったのですか?」
「・・・・年末なので掃除に来たんです。」
アパートの大家さん夫婦でした。以前にも会ったことがありました。
その日は、娘さんらしき女性も一緒でした。

「そうですか。大変ですね」
私は、笑顔で言いました。

そしてー、
「ところで、このアパートは、今、入居者を募集しているんですか? 部屋はどれくらい空いているんでしょう・・・」
と訊いてみました。

以前、通りがかりの人から、アパートの空き室について尋ねられたことがあったのです。
空き室があるのは知っていましたが、確かではなかったので、答えられませんでした。
この機会に訊いておこうと思いました。
それに、すぐ隣のアパートのことですから、知っておいた方がいいと ー 。

「今、入っているのは半分・・」
ご主人の方が言いました。
「そうですか・・・空き室については、聞かれることがあるんで、今度は『空いてます』って答えておきますね。」
「・・そうですか・・・」

大家さんの言葉は、なぜか消極的でした。
入居者は半分しかいないのですから、もっと積極的な反応があっていいはずなのですが ー 。
私は言葉を繋ぎました。
「ところで、入居している人は、町内会などには入らないんでしょうか? お医者さんや、学校の先生なんかもいるんですよね。
是非入って頂ければ嬉しいんですけど・・」

瞬間的に、妙な沈黙がありました。
「・・・学校の先生はいるけど・・・」
奥さんが、目を逸らしながら言いました。
医者については何も言わないのです。いるとも、いないとも・・・。

なぜ・・・?

「町内会はねぇ・・・入居者は、長くいるわけじゃないから ー 。入れ替えがあるから・・・」
ご主人のほうが言いました。
「入れ替えは、ひんぱんなんですか?」
「いや・・・それほどは・・・」

「アレ、この梯子は誰のだろうな・・・」
大家さんは話題を変えました。

梯子は3~4m位の長さで、アパートの東側の壁沿いに横にしてありました。
実は、その梯子は、私も気になっていたのです。

「それは、1週間くらい前から置いてありますよ。」
「1週間前・・・?」
「アパートの住人が置いたのでしょうかね・・・?」
「いや・・・分からないな・・・」

アパートの住人には、こんな梯子を使う機会はないはずです。
たとえば、土木関係の仕事の入居者がいて、仕事で使うものをここに置いた・・・そんなことも考えられません。
作業用具であれば、会社で保管するはずです。

「私は、大家さんか、管理会社が置いたのかなって思ってました・・。」
「いや・・これは・・」
大家さんの言葉は途切れました。奥さんに促されて、表側の方に歩き始めたのです。

その後、大家さんたちは、数時間にわたり、アパートの共有部分を掃除していました。
いつの間にか若い男が加わり、4人での作業でした。

梯子は、5日経った今日も、置いたまま・・・。
昨夜も、我が家の飼犬は、このアパートの方に向かって、激しく吠え立てるのでした。

D様、私は、このアパートに陰気さを感じてなりません・・・。



さて、D様 ー 。
前回の続きを書きたいと思います。

どこからともなく、聞こえてきた電子音のメロディ・・・。
単純なフレーズが繰り返し、繰り返し・・・微かに聞こえてきます。

私はあたりを見回しました・・。
非常階段を半分ほど上った所からは、東隣の家の裏側が見えます。
音はそのあたりからのような・・・。

子供の自転車が目に入りました。
我が家との、境界近くに倒れています。
音は、その赤い自転車から流れているのでした・・・。

呼び鈴の代わりに、メロディが流れる仕組みになっているのでしょうか ー 。
それが壊れて、何度も同じフレーズを繰り返していたのです。

それにしても、隣家の誰かが気付かないのでしょうか・・・。

隣家は、比較的新しい家で、Hという若い夫婦が住んでいます。
子供は3人くらいいると思いますが、詳しいことは分かりません。

私は、非常階段の途中で立ち止まったまま、倒れている自転車を見つめていました・・・。

D様ー。 
隣同士ですから、「教えてあげればいいのにー」とお思いになったでしょうね。
私の性格からすれば、すぐ飛んで行って教えるのが普通のやり方です。
しかし、私が二の足を踏んだのには、理由があるのです。

Hさんと我が家は、町内会の同じ班です。
回覧板は私のところから、H宅に持っていくようになっています。

我が家が町内会に入り、回覧板を初めてHさんの家まで届けた日・・・。

私は、玄関の呼び鈴を鳴らしました。
塀越しに見かけたことがある女性が、ドアを開けました。Hさんの奥さんでしょう。歳は30代後半くらい ー 。

「今年から町内会に入りましたSと申します。これから、私が回覧板を届けますので、よろしくお願いします。」
私は、飛び切りの笑顔で言いました。

しかし、Hさんの奥さんは、無表情のまま私をジッと見るのでした・・・。
「・・・・これからは、そこの郵便受けのところに置いて行ってください。
呼び鈴は、鳴らさなくもいいですからー。」
私は、笑顔のやり場に困りました。
「・・・分かりました・・すみません・・お忙しいところ・・・」

隣同士の、通常のお付合いがしたいと思った私の思いは、肩透かしに遭いました。
特に親しく ー ということではないのですが、塀越しに顔を合わせた時の挨拶や、回覧板の手渡し時に、
2、3の言葉を交し合うくらいのことは、隣人として当然のことだと思ったのです。
それは、隣り合って住む者同士が、気持ちよく生活するための「潤滑油」のようなものです。

隣り合って・・・しかし、実は、我が家とH宅は、面している道路が別なのです。
我が家は、敷地の西側が道路で、Hさんの家は東側が道路に面しています。。
通りを挟んで向かい合っていると言うのではなく、別の道路です。つまり、家の裏側部分が接しているのです。
玄関はお互い反対側になっています。

私が、回覧板をH宅に届ける場合は、まず西側の通りに出て、北の方に150mほど歩き、東に曲がり、
そして、すぐの信号を南の方に150m・・・と、かなりの距離を歩かなければなりません。

回覧板については、班長さんから
「裏を通って届けたほうがいいでしょう。前の人もそうしていたし、一応、Hさんに話をすれば、了解して貰えますよ。」
と言われていました。

裏を通れば、ひとまたぎで行けるのです。
Hさん宅は、我が家よりも敷地が高くなっているのですが、私の脚でも、充分に行き来はできます。
敷地の境界にあるブロック塀は、家の前半分だけで、裏にあたる部分にはありません。

初めて、回覧板を届けた日 ー 。
私は思いがけず、奥さんの愛想のない表情に迎えられたのでしたが・・・。

「アッ、ちょっと待って下さい。」
私は、閉めかけられたドアを手で押さえました。
「あの、回覧板を届ける時ですが・・裏を通って来てもよろしいですか? 表を回ると、ちょっと遠くなるので・・」
「・・いいですよ。」
ドアは、すぐ閉められました。

私は、軽い憂鬱感の中で自宅への道を歩いたのでした・・・。

「いいですよ」・・・Hさんの奥さんは言いました。
しかし、この言葉は、やがて、思いがけない方法で翻されたのです。

それから、4、5ヶ月たったある日ー。
我が家に回覧板が届けられました・・・というよりも回報の文書数枚が、板に挟まれずそのままにです。

「これ、回さなくていいですからー。お宅で見たら処分して下さい」
それを持ってきた町内会の人が言いました。

「エッ・・Hさんの所は・・?」
「今度、回覧の順番を変えたんです。Hさんから、班長さんに苦情が来たんですよ・・。裏を通って持って来られるので困るって・・・」

私は、唖然としました。

「・・・裏を通ることは、了解してもらってますよ。奥さんにちゃんと話をしました・・・」
「夜なんかに、人に見られたら変に思われる・・とか・・言ってたらしいですよ。」

夜なんかに・・・? 私は回覧板を、夜に届けたことはありません。
薄暗くなった夕方にはありますが、町はまだざわめいている時分です。その時間帯に、回覧板を持った隣家の者が、裏から行き来したとして、誰が変に思うのでしょう・・・。

それに、Hさんの奥さんは、まず私に申し入れるのが筋というものです。
裏を通ることは、私に了解しているのですからー。

私の知らない間に、回覧の順番が変えられことは、愉快なことではありませんでした。
新しい順番は、今までとは反対の回り方でした。
しかし、Hさんから私の所には持って来ずに、再び、班長さんのところに戻るのです。
その後、我が家から2軒先の人から、うちに届けられるというものでした。
非効率な回し方です。


私は班長さんに、順番を元に戻すよう言いました。
「Hさんの家には、表から届けるようにします。少し遠くなりますが、かまいません。
班の皆さんもご不便だと思いますしー。」

回覧板の回す順番は、元に戻されました。
私は、隣家へ回覧板を届けるのに、車を使うようになりました・・・。

「隣って、どういう人間なんだ? なんか陰険だよな ー 。」
夫は、めずらしく憤慨しました。
「まず、うちに言うべきだろ? それに俺だったら、自分から『どうぞ、裏を通ってください』って言うよ。」

どういう人間なんだ?・・・・夫が言ったこの言葉は、その後、私の頭の中で大きく膨らんで来ることになりました。
しかし、その時はまだ、軽く聞き流す程度でした・・・。


隣家の裏に倒れていた自転車・・・教えるのを躊躇したのには、そんな経緯が脳裏をかすめたからです。
車で隣家まで行き、玄関のチャイムを鳴らすのは、おっくうな気持が先立ちました。



薄暗い、冬の夕暮れ時 ー 。
くり返し、くり返し流れてくる電子音のメロディ・・・。
倒れている赤い自転車・・・。

それは、陰気な光景でした。

D様ー。
私は、その時すでに、この組織犯罪の手口のひとつに「ノイズキャンペーン」というものがあると知っていました。
H宅の壊れた自転車・・・それは、セオリー通りの光景なのです。

翌日 ー 。
午前10時頃、私は洗濯物を干すために、非常階段を上りかけ・・・足を止めました。
また、電子音のメロディが聞こえたのです・・・繰り返し、繰り返し・・・。
倒れたままの赤い自転車・・・昨日と同じ光景でした。

一晩中、鳴り続けていたのだろうか・・・?
それにしても、家族の誰も、気が付かないなんて ー 。

そんなはずはないと思いました。
倒れているすぐのところに窓があります。また、そのすぐ上 ー 2階の部分にも、大小ふたつの窓がついています。
締め切ってあるにしても、夜遅くなれば、電子音は嫌が応にも耳に入るはずです。

留守にしているわけでもありません。
隣家からの明かりは、その1ヶ月ほど前から、まったく見えなくなっていました。
夜、隣家を見ると真っ暗なのです。我が家から、死角になる部屋の明かりだけが点いています。下宿棟の非常階段を上ると分かるのです。昨日の夕方にも、明かりは点いていました・・・。

私は、電子音のメロディに苛立ちを感じました。
しかし、その場を離れれば聞こえなくなります。気にしないことにしました。

そして、夕方ー。
洗濯物を取り込もうと、非常階段を上りかけると・・・電子音のメロディ・・。
1日中、鳴り続けていたのでしょうか?

D様、そのメロディは、4日間にわたり鳴り続けました・・・。

それにしても、D様、私は疑問に思うのです。
電子音のメロディは、電池で作動しているはずです。鳴りっ放しで、4日間も電池が持つものなのだろうかとー 。
また、たとえ電池が持ったとしても、4日もの間、家族の誰も気が付かないとは・・・。

この隣家は、子供が3人位いるはずなのです。一番下の子は3歳くらいだと思います。
普通であれば、子供同士で騒ぐ声や、それを叱る母親の声などが聞こえてくるはずです。
しかし、それがないのです・・・。子供がいる家庭の「音」がありません。

また、H宅の敷地は70坪くらいですが、庭を整えようとの気持は無いようで、どことなく殺伐とした雰囲気なのです。
まだ新しい家なのに、家に対する愛着が感じられません。我が家から見える裏庭は、草が生い茂るに任せたままです。
夏に2回ほど業者らしき人が、草刈りをしているのを見たことがありますが、刈った草はそのまま何日も放置してあるのです。


D様、この組織犯罪に協力する者は、市井にうごめいています。協力者には、報酬や様々な恩典が与えられています。たとえば、家を無償で提供されることもあると言います。

H宅は協力者・・・? 
隣人としてはあまりに非友好的な態度、回覧板の件、夜の明かりの件、ノイズキャンペーン・・・。
その他にも、疑念を生じさせることがあります。(それはのちの手紙で触れていきたいと思います。)


D様ー。
あなたはどう思われるでしょう・・・?



さて、今年の2月頃、私はこの町のスーパーに行き、「アレッ」と思いました。
自宅が盗聴されていることを実感したのです・・・。

この続きを次回の手紙に書きたいと思います。


D様 ー 。
寒さの増すこの季節を、いかがお過ごしなのでしょうか?
どうか、体調に御留意くださいますよう ー 。

                                                     2009.12.17
                                                           万 留 子


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Re: 工作員化される清掃員

紗綾香さんへ

いつもご訪問戴きまして、感謝しています。
そして、コメントありがとうございます。

アパートの清掃については、本文に書いた以外のこともあります。
この犯罪のパターンは一様ではなく、様々なバリエーションがあるようです。
しかし、基本的なところは同じですから、被害は似通っています。

いずれ、本文に書くつもりでいます。
これからも、いろいろと情報を戴ければ嬉しく思います。
よろしくお願いします。

Re: No title

yukidarumaさんへ

いつも読んで戴いていますこと、感謝しています。
返答が遅れまして申し訳ありません。

実は、拍手がカウントされないことは、私の友人からも報告されました。
それで、自分自身でも試してみたのですが、やはり、カウントされません。
18日だったと思います。

また、私がある被害者のブログにコメントを書き入れた時も、送信完了のメッセージがあったにも関わらず、届いていませんでした。最近、このようなことを数回、経験しました。


更に、私のブログのランキングが下がっているという現象があります。
ここ何ヶ月も、1位~3位をキープしていたのですが、不思議下がり方をみせています。
読者は、日々、増えているはずです。
私は、ランキングバナーの作動が、妨害されている可能性があると考えています。

「集団ストーカー現象について考える」というサイトを運営されている、kingfisherさんが
そのことを書いていらっしゃいました。

私は、読者が実質的な増加を実感していますので、順位の動きに注目しています。
これ以上、下がり続けるとすれば、明らかにおかしいと思います。

卑劣なこの犯罪が、暴かれる日は必ず来ます。
私はそれまで、書き続けます。
今後とも、よろしくお願いします。




工作員化される清掃員

マンション等の集合住宅における管理的業務のひとつに、
業者による敷地内の清掃がありす。

ところが、この業者の清掃員が一部工作員化されていく場合があります。
工作員化された清掃員は、敷地内の掃き掃除で集積したゴミをカーゴに入れると、
決まってターゲットの居室の真下に見える位置に置き放置しす。
そしてターゲットが洗濯物等を干すと、どこからともなく清掃員が現われては、
掃き掃除をする。
洗濯物等を干さなければ、何時間でもゴミのカーゴを放置したままでいます。

これはターゲットが洗濯物を干したら、出てきて掃き掃除で粉塵を撒き散らす工作を、清掃員に吹聴し、あるいは唆して実行させる集団ストーカーの黒幕による謀略のひとつと考えることが出来ます。

おそらく、こうした清掃員による『不審な活動』を体験された方は、少なからずおられるだろうと予測しています。

No title

何度もコメントしてすみません。今、確認しましたら拍手8と表示されています。直ったみたいです。安心しました。何だかおかしなことがありますね。

私はライブドアから毎日、「ドア日新聞」がメール送信されてきてまして、そのニュースを読んで、時々コメントを入れたりしてますが、今日はコメントが出来ないようになっています。やっぱり私のパソコンがおかしいようです。お騒がせしました。

それでは今後とも宜しくお願い致します。

No title

こんにちは。17日の日にブログを読みまして、すぐに拍手をクリックしましたが数字がカウントされません。繰り返しクリックすると拍手済みと出ます。何度やってもそうです。今現在、あなた様のブログの拍手は数字がない状態になっています。私のパソコンだけなのでしょうか・・・。気になってコメントしてみました。

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ミセスまるこ

Author:ミセスまるこ
命ある限り書き続けます。

記事のアップが遅くなってしまいました。お詫び致します。

記事をアップしようとすると、動作がフリーズするのです。異様な重さのあと、「表示できません」の画面となります。
接続診断をしても、問題はなく・・・遠隔操作による悪質な妨害だと考えています。

アップまでに何時間もかかってしまいました。それでも、私は書くのを止めることはありません。今後とも応援していただければ幸いです。


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<初めて御訪問の方へ>

この小説は、どの回もほぼ独立した形式になっています。繋がりがあるとしても、その回の前後だけです。でも、時間があれば(1)から読んで頂ければ嬉しく思います。そして、今後ともよろしくお願い致します。
尚、この小説は事実をもとに書かれています。


<記事の更新>
毎週木曜を予定

※この小説の舞台となっているのは下記の地域です。

福島県双葉郡富岡町本岡字本町


※上記写真の犬を見かけた方は御連絡下さいますようお願いします。今年8月に、突然、いなくなりました。

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