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(25)

D様



数日前、冬が到来したかのような寒さがこの地を襲いました。
北の地方では、初雪が観測されたところも多いとか・・・。
しかし、翌日はインディアン・サマーの好日・・・爽風は木々を揺らし、色づいた葉は
楽しげに身を踊らせるのでした。
そして、今日は薄い曇が空を覆っています。
季節は、冬への歩をためらいながら進めているようです・・・。


D様ー。
先週、ブログの記事を更新した時のことです。

私は、ワードで作成した文書を、ブログの管理ページにコピーしました。記事を更新したのです。
そして、すぐ、ブログのページを確認をしました。

「何これ・・・」

私は慌てました。いつもの画面ではありません。
前回の記事の上に、更新した記事が載っているのです。
プロフィール欄の位置にまで、前回の記事が侵入しています。
つまり記事が、二重に掲載されているような画面でした。

「プロフィール欄とか、アーカイブなどはどこ ー ?」
私は、画面をスクロールさせました・・・。
それは、かなり遡ったところにありました。
読者は、まず気付かないでしょう。

昨日までは、正常に表示されていたのに・・・・。

私は、修復を試みました。
しかし、その為の詳しい知識があるわけではなく、手探りの作業です。
管理画面から、試行錯誤を繰り返した末に、自力での修復は無理だと悟りました、
そして、NTTの遠隔サポートに電話をしたのです。

電話に出た担当者は、今までの人たちと違う感じの応対でした。
担当者は、若い人が多いのですが、歳が少し上のような ー 。
口調に若さがなく、語尾が伸びる話し方・・・妙に慣れた感じです。

この担当者は、一度電話を切り、ブログの状態を確認すると言うのでした。
私は、ブログのURLを教えました。

「これは、パソコンに原因があるのか、管理会社の問題なのか、ウチではわかりませんね。」
やがて、かかってきた電話の向こうで、担当者はそう言うのでした。

「遠隔操作で確認できませんか? 」
「ブログのことは、出来ないんですよ。」
「記事の内容に立ち入ったことではなくて、技術的なことですから・・・」
それまでにも、ブログの枠組みを作成するなど技術的な援護は、遠隔操作で何度も受けています。
「ブログのことは出来ないですね」
「分かりました・・」
頑として言い張る担当者に、私はらちが開かないと判断し、電話を切りました。

そして、すぐまた、同じ遠隔サポートに電話をしたのです。
若い男性の声が応対しました。
担当者は、私から状態を聞くと、ブログを確認しました。
そして、すぐ遠隔操作を始めました・・・。

担当者は、ブログの管理会社の問題 ー との判断でした。
問い合わせのページに入る方法なども教えてくれましたので、私はそこからfc2にメールをして、調査を依頼したのです。

返答を待つ間、私は、テンプレートの変更を試みました。
しかし、テンプレートを変えても、状態は変わりません・・・。
それでも、いくつか試すうちに、読みづらさが解消されるデザインがあると分かりました。
私はとりあえず、そのテンプレートに変更しました。

やがて、fc2からメールが届きました。
「画面は正常に表示されており、トラブルは確認できませんでした」というものでした。

私は、いつものテンプレートをプレビューさせてみました。
画面は、いつのまにか正常にもどっていました・・・。

D様、あなたは、これをどう思われますか?
勿論、自然に起こり得ることではなく、誰かの悪意が働いたことは確かです。
それが誰なのか ー 確かめるすべはありません。

しかし、私は思うのです。
私のブログを妨害した者は、その卑劣さを、自らアピールする結果になってしまったと・・・。
ブログの内容が、その者にとって不都合なのでしょう ー 。
今回の妨害行為は、この日本の社会に、そういう卑劣な者たちが、確かに存在しているのだと、
自ら証明する結果となったと思うのです。



さてー。
前回の続きを書くことにします。

昨年12月の夕方ー。
窓から見たあたりの景色は薄暗く、低い雲から小雨が降り落ちていました。
パルが窓越しの私に気付き、期待を込めた表情で私を見ています。
早く散歩に行きたいのです。

私は、雨よけの薄いコートをはおり、外に出ました。
そして、パルをリードに繋ぎ、歩き始めました・・・。

いつも通る病院の駐車場 ー 。
診療時間は終わり、停まっている車はまばらでした。
病院の中は明かりが点いてましたが、人影は見えません。
「寂しい感じだね・・」
私は、パルに話しかけながら、そこを通り過ぎようとしました。

「ウッ・・!」
私は、思わず声を洩らしました。
突然、閃光が私の顔を照らしたのです。

顔をしかめながら光の方角を見ると、車のライトでした。
駐車場の端に停まっていました。
ルクスを上げた強烈なライトが、私に向いています。
次の瞬間、エンジンを始動させる音がしました。

「エンジンをかける前に、ライトを点けるなんて・・」
私は、驚きと安堵と、小さな怒りを瞬時に感じました。

車は、急発進して駐車場を出て行きました。
私は、タイヤを鳴らしながら遠ざかる、車の赤い尾灯を見ているだけでした・・・。

駐車場を通り抜け、道路を横切ると、今は閉店してしまったスーパーの駐車場があります。
私とパルは、その駐車場も通り抜けます。
かつては賑わった、スーパーの大きな建物が、雨の中にひっそりと佇んでいました。

広い駐車場の東南の角に、焼肉店があります。一時は、スーパーと共に閉店するのでは ー と噂されたのですが、何とか営業を続けています。
薄暗い駐車場の一角を、店の明かりが照らしていました。

私とパルは駐車場を通り抜けました。
駐車場から数十メートルで、川原の土手沿いの道に行き当たります。

私たちは、突き当たりを右に折れました。
折れてすぐの所に、地区の小さな集会所があります。そして、その北隣が、消防団の駐屯所です。
橋のたもとになります。

橋の長さは7,80メートルくらいー。
私とパルは、その橋を渡らずに、道路を横切って土手沿いの道を進みます。
道路を横切ってすぐー、土手に隣接している場所に、高齢者用のデイケアセンターがあります。

その横を通りすぎようとした時、建物の上の方に閃光が走りました。
私は驚いて、光が見えた屋根の方を見ました。

屋根は何事もなく、小雨に打たれているだけでした・・・。
建物の中は暗く、静まり返っていました。

「パル、今の光は何だろうね・・・?」
私は、独り言のようにパルに話しかけました。

私とパルは、土手沿いの道を歩き続けました。
なまり色の川の水面が、橋の明かりに揺らいでいます。
向こう岸に見えるS病院の陰気な明かりが、小雨にぼんやりと反射していました。

私は、パルをリードから離しました。人がいない時は、いつもそうしているのです。
パルは、誰もいない川原に走り下りていきました。
私が土手沿いを歩いて行くと、パルは川原を動き回りながらも、こちらに合わせて移動するのです。

私は、土手沿いの道を一人で歩いていました。
突然、強烈な光が私の顔に当たりました。
驚いて見ると、やはり車のライトでした・・・。

土手沿いの道に停まっていたのです。
車は、右側駐車をしていました。前方をこちらに向けてあったので、私の顔に強烈な光が当たったのです・・・。

車は、バックをして向きを変えると、向こうに行ってしまいました。
「さっきと同じ・・偶然なのだろうか・・・?」
私は、遠ざかっていく赤い尾灯を呆然と見ていました。

私は再び、歩き始めました・・・。
その時 ー 。薄暗い東の空に閃光が走りました。
瞬間的で強烈な光です。

「何!?・・・今のは・・・。」
薄暗い小雨の中、私は立ち止まりました。
得体の知れない不安が、私を襲いました・・・。


D様ー。
私は、今回これを書くことを躊躇しました。
空に閃光が走るなどということは、現実離れした話ですし、理解してもらえるはずもありません。馬鹿げた妄言だと言われるのが落ちでしょう。

でもD様、あなたなら、その状況を2、3質問しただけで、事実か妄言かの判断をなさるはずだと考えたのです。

「閃光が走った」というのは、空が一瞬、明るくなった状態です。
車のライトが反射した ー というレベルのものではありません。もっと広範囲にです。
空の範囲は、頭上の高い所ではなく、東の空の低い部分でした。歩いていた私の視線が、自然に捉えられる範囲です。

私がいた位置以外からも、光は見えたとは思いますが、地形的に目撃者は少ないと考えています。

その理由はー。
川沿いの土手を歩いていくと、1キロほどで国道に突き当たります。
それ以上は進めません。国道を越えて、更に、向こうに行こうとすれば、かなり遠回りをしなければなりません。
迂回して行ったとしても、歩くのがやっとの細い道です。小雨降る12月のあの日、そのあたりに人がいたとは考えられません。細い道の先は海です。

あの光は何だったのだろう・・・?
私は、今でも、時々、思い出します。

D様、人為的にその状況を作り出すことは可能なのではないでしょうか?
誰が、何のためにー?
あなたなら、そんなセリフを言うはずもありません。

前回の手紙で、私は、ガスライティングについて説明しました。
その手法の一つに「ブライティング」というのがあります。これは、眩しい光や、執拗な光の演出で、ターゲットの神経を疲弊させたり、不安に陥れるというものです。

初期段階では、「最近、ハイビームのライトが多くなったなー」とか、「赤い光や、眩しい光が多いなー」と思うだけです。しかし、やがて、その不自然さに気付きます。
ターゲットが「何か、おかしい・・」と感じるまで、執拗に続けられるのです。

その日の「ブライティング」は、更に続きました・・・。
話を続けることにします。

呆然としていた私を、パルが見上げていました。
私の様子を怪訝に思っているようです。

「パル、ごめん・・・行こう」
私は、再び歩き始めました。

もう一つの橋のところに出ました。
左に行けば、橋を渡って向こう岸に行けます。
まっすぐ行けば、やがて国道に突き当たり、行き止まりです。

パルは、道路を横切り、まっすぐ走っていきました。
私は橋を渡り、向こう岸に行きたかったのですが、パルの後を追いました。

国道に突き当たったところに、小さな公園があります。
敷地の南端に、子供が遊ぶジャングルジムや、シーソー、鉄棒などが設置されています。
また、高齢者の為のゲートボール場がありますが、小雨降る12月の夕暮れには、人っ子一人いませんでした。

私は、濡れたベンチに腰を下ろし、公園内を動き回るパルを見ていました。

しばらくして、私はふと、あたりを見回しました。
すると、視線の先 ー 公園に隣接する建物の裏口に、人が立っていました。
こちらを見ているのです・・・。

「・・いつの間に・・・何をしているのだろう・・・」
陰気なその人影は、動きもせず、こちらを見ているのでした。

公園に隣接する建物 ー それは、Y警察署なのです。
「あれは警察官なのだろうか・・・」
公園に着いた時は、裏口には誰もいなかったはずです。
「なぜ、こちらを見ているのだろう・・・」

私は、パルを呼びました。
そして、リードに繋ぐと、その人影に近づいて行きました。 

立っていたのは、黒っぽいジャンパーを着た中年の男でした。
「こんばんわ・・」 
私は、声をかけてみました。

その時、奥からもう一人の男性が出て来ました。同じ年配のようです。
「散歩させているんだね・・」
後から来た方が、私に言いました。
「・・ええ・・何か・・」
「あー・・いや・・・」
男性は口ごもりました。そして、立っていた男性に「もう、いいから・・」と言うなり、二人とも建物の中に入っていったのでした。

薄暗い中で、身動きもせずこちらを見ている男 ー それは、不気味な光景でした・・・。
私が近づいて行かなければ、あの男性は、私が公園にいる間、こちらを見続けていたことでしょう・・・。

私は、パルを連れて公園を出ました。
来た道を戻り、橋を渡って向こう岸に向かいました。
その時・・・。


D様、この続きを次回の手紙に書くことにします。

朝晩の冷えが一層増しています。
どうか、御自愛下さいますよう ー 。

                                                   2009・11.5
                                                                                                                   
                                                       万 留 子





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Re: お気持ちわかります

コメントありがとうございます。
応援の言葉を、感謝しつつ読ませて戴きました。

ガスライティングは、証明が難しい犯罪だと思います。
しかし、社会の認知度が高まれば、その全容は暴かれることでしょう。

今後とも、応援をよろしくお願いします。

(naokiさんのサイトに入ろうと思ったのですが、つながりませんでした。)

お気持ちわかります

初めまして。
阿修羅のページから着ました。

心中お察し申し上げます。
不安でしょうが大丈夫です。
気にしないで下さい。と言っても気になると思いますが彼らは無力です。
気をしっかり保って下さい。

不躾な事をお伺いしますが、ガスライティングの行為に似た<思考盗聴?>あるいは<覗き見>されているんじゃないか?と、、、、
偶然とは言え、あまりに出来過ぎた偶然を感じた事はありませんか?

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Author:ミセスまるこ
命ある限り書き続けます。

記事のアップが遅くなってしまいました。お詫び致します。

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接続診断をしても、問題はなく・・・遠隔操作による悪質な妨害だと考えています。

アップまでに何時間もかかってしまいました。それでも、私は書くのを止めることはありません。今後とも応援していただければ幸いです。


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この小説は、どの回もほぼ独立した形式になっています。繋がりがあるとしても、その回の前後だけです。でも、時間があれば(1)から読んで頂ければ嬉しく思います。そして、今後ともよろしくお願い致します。
尚、この小説は事実をもとに書かれています。


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