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(15)

D 様


8月も後半に入り、この地の小中学生たちも新学期が始まりました。
太陽の光を浴びた証を肌に残したまま、子供たちが学校へと歩いて行きます。
今朝の空は高く、季節は秋への歩を早めているようです。


さてD様ー。
数日前、私は新聞の広告欄に載っていたある商品に目を留めました。
通信販売で売られていた幾つかの商品の中のひとつです。

それはボールペン型の録画機でした。
ボールペンとしても使えるものですから、大きさも通常の万年筆くらいです。
そのサイズで、12時間も録音と録画が出来るのです。

カメラはまさにピンホールサイズです。
胸のポケットに差しておいても、録画機だと気付かれることはないでしょう。
このような機器は日進月歩で、次々と新しい商品が開発されているようです。
昔のスパイ映画に出ていたようなハイテク機器が、安価で販売される時代になっています。
専門的に使うものであれば、機器はさらに高度で、精密であるはずです。

カメラのミクロ化には驚かざるを得ません。
私は、街なかに設置されている、これ見よがしの監視カメラなどは、可愛いものだと思っています。
一般には分からないところに、かなりの数の監視カメラが付けられていると推測しています。精密機器の技術の進歩は、監視社会をも加速させているはずです。

(以前も書きましたが、盗聴器の進歩にも目覚ましいものがあります。盗聴器など仕掛けなくとも、百メートル以上も離れたところからの盗聴が可能なのです。アメリカ製のこの機器は、たとえば、ビルの1室での会話や物音を、遠くのビルから聴くことが出来るのです。)


さて、昨日のことー。
私の携帯電話に、メールの着信を知らせるチャイムがなりました。
見ると、高校の時代の同級生からでした。彼女とはたまにメールのやりとりをします。

私は、メールの内容を読んで「アレッ・・?」と思いました。
3週間ほど前に受信した内容と同じなのです。
日付をみると、やはり3週間前になっています。

私はその時、メール着信のチャイムが鳴ったので携帯電話を開きました。そして、「未読メール1件」の表示をみて、内容を読んだのです。
メールは、その時に受信したものであることは確かです。

私は念の為、その同級生に「今、メールくれた?」と返信してみました。
返ってきた答えはノーです。彼女はやっぱり送信していませんでした。

「またおかしなことが起き始めた・・・・。」
私は暗澹たる思いでした。
昨秋より、私の携帯電話には、不可思議なことが起きるようになりました。
電話機に故障があり、修理に出した以後からです。

故障は突然でした。
昨秋のある朝、私は連絡を入れる必要があり、携帯を開きました。
すると、点くはずの照明が点灯しません。スイッチが切れた状態でした。
「電源が入ってないのかな・・・?」と思い、電源を入れる操作をしましたが、やはり入りません。
前夜、一晩中充電していたのですから、充電切れでもないことは確かです。

私はS社のショップに行き、その携帯電話を見てもらいました。
「落としたのでなければ、何か衝撃を与えることはありませんでしたか?」
それも、ありません。係りの人は、電話機の内部を見て、水にも浸かっていないことを確認しました。

結局、修理に出すことになり、私は代替の電話機を受け取りました。

修理はなかなか上がらず、私の携帯電話が戻ってきたのは、1ヶ月半も経ってからでした。
何度か、期日の問い合わせをしたのですが、「もう少しだと思います」の返答ばかりで、結局、そんなに時間がかかってしまいました。

戻ってきた電話機からは、データがはすべて消えていました。記憶チップが入ってない機種でしたので、復元することも出来ません。2百数十件入っていた電話番号はゼロとなってしまいました。

「以前の電話機があれば、その分でも入れることが出来ますよ」
ショップの係りの人が言った言葉に、私は以前に使っていた携帯電話を思い出しました。
その電話機には、かなりの数の電話番号がインプットしてあります。

しかし、保管しておいたはずの引き出しに電話機はありませんでした。
電話機の説明書や、古い契約書などはそのままでしたが、肝心の電話機は消えていました。

その頃、私の身の回りでは、いろいろな物が無くなるという現象が起きていました。
手帳、名刺入れ、住所録、支払い帳、ポシェット、ICレコーダー、買ってきたばかりの本、コンパクト、愛用のボールペン、スカーフ、支払いに必要な請求書、台所用品・・等々。
どれも、高価と言えるものではありませんが、私にとっては大事、そして必要なものばかりです。
それが、いつの間にか無くなっているのでした。

誰かに言えば、「どこかに忘れたか、落としたのでは・・。」と反応されることでしょう。
そしてまた、「そんなものを誰が、何のために持っていくの?」 という言葉・・・。
その通りです。通常では有り得ないことなのです。
しかし、そこに置いた物が無くなっているのも確かな事実・・・。

幸いなことに、電話番号の消去による不便は、思ったほどではありませんでした。
この町に住んで以来、、交友範囲が狭くなっていたからです。

私は、修理から戻ってきた携帯電話を使い始めました。
やがて、この電話機に不思議なことが起きるようになりました。
ひとつは、インターネットへの接続です。何度試みても、つながらないことが度々ありました。たいていは自宅からで、電波環境は同じですから、接続できないのはおかしいのです。

私はS社に電話で問い合わせをしました。
係りの人は、いろいろな可能性を推測してましたが、要は「しばらく使わないと、そうなることもある」という内容だったと思います。納得できる返答ではなく、疑問がくすぶりましたが、どうしようもありません。

そんなある日、友人にメールを送った時のことー。
送信が完了した直後、私の携帯電話にも、メールの着信を知らせるチャイムが鳴りました。
開いてみて驚きました。自分のアドレスで、メールが着信していたのです。
内容を見ると、今、友人に送信したものです。
送信したメールが、自分の電話機にそのまま入ってきたのでした。

「どういうこと・・・?」

この現象は、その後、何度も続きましたので、私はまた、S社のショップに行きました。

窓口の係りの人は、しばらく私の電話機を調べていましたが、分からないようでした。
「成りすましメールというのは、あるんですけどねぇ・・・。自分の電話機に自分のアドレスで着信するというのは初めてです。」
電話機には、着信した記録が残っていますから、私の言うことが、否定しようのない事実であることは分かります。

係りの女性は、本社の担当部署に問い合わせました。しかし、やはり分かりませんでした。

「こういう場合は、メールの受信料はかからないはずです」
結局、実害はないということで、そのまま使うことになったのでした。
S社の担当部署にも分からないい現象ですから、これは、相当に高度な技術や機器、あるいはシステムなどがなければ出来ないことです。

電話機が修理から戻って以来の現象・・。
「修理にはなぜ、あんなに時間がかかったのだろう?」
私は頭の隅で思いました。

電話機の修理は、製作したメーカーに出すらしいのですが、私の機種はP社製でした。
全国にネットワークを持つKの協力者が、そのP社にもいたとすれば・・・。
あるいは、本人も知らないうちに、協力させられる形がとられたとすれば・・・。
D様、考えすぎだと思われますか?

しかし、その後も現象は続きました。
私はその携帯電話機がイヤになり、今年3月にS社との契約を解除しました。
そして、新たにD社と契約したのです。

しかし、最近になり、また、冒頭に書いた不可思議な現象が起きたのです。
数週間前に受信したメールが、再度、送られて来るとは・・・。
今のところ、その現象は2回だけですが、これからも起こり続けるかも知れません。


さてD様、前回の手紙の続きを書こうと思います。

この組織犯罪の被害者たちは、不可思議な現象・・・物の紛失・移動・故障・破壊、害虫・不快虫・小動物の不自然な出現、風評被害、体の不調など、さまざまな被害を受けています。

しかし、何度も言いますが、これを自分以外の人に理解してもらうことは至難のことなのです。たいていの人は「誰が、何の目的で?」「何の得があって?」との疑問を持ちます。
そして、そんなことは「有り得ない」となってしまうのです。

しかし、被害者が訴えることは、住居侵入をすれば、ほとんど可能なことなのです。
私はそれまで、住居に侵入されているという実感から、戸締りは入念にしていました。
それでも、不可解な現象は続きました。

「侵入はどこから・・・?」

それは、やがて知ることとなりました。侵入者は家のサッシ戸をそのものを外したのです。
今年4月に偶然見つけた、自宅居間のサッシ戸の擦り傷を始めとする、いくつかの痕跡はそれを物語っていました。
こんなことまで・・・私は愕然としました。

「やつらはどんな手段を使っても侵入してくる」

ネット上で読んだある被害者の言葉が脳裏をかすめました。
しかし、何故これほどまでに大胆になれるのでしょう?
犯罪者たちは知っているのです。被害の立証が難しいこと、被害を訴えても警察が動かないことをー。

物が無くなり、壊され、不快虫などが出現することが予測されても、家を留守にせざるを得ない時はあります。私はそんな時、出来る限りの用心をして出かけるようにしました。
サッシ戸は外すことが困難になるよう、戸の上部の隙間を割り箸を束ねたもので塞いだり、ガムテープで戸を固定したりしています。

そして、外からドアに鍵をかけたら、ドアノブをティッシュペーパーで慎重にくるみ、セロテープをまいておくようにしました。そして、ティッシュの上に、筆ペンで「封」の文字を書きます。誰かが、鍵を開ければ分かるようにしたのです。さらに、それを携帯電話で写真に撮ります。

(D様、あなたなら分かるはずです。
今までの手紙の内容から、これだけのことをしても、まだ充分とは言えないことがー。)

そして、帰宅した時も、まずドアノブの写真を撮影ー。
侵入の形跡があれば、警察に通報することにしました。
被害があろうがなかろうが、住居侵入としての捜査をお願いするしかありません。
今のところ、そのドアノブの鍵が開けられた形跡はないようですが・・。

さて、問題は就寝中の侵入です。
夜間にサッシ戸を外すようなことをすれば、いくらなんでも気配で目覚めるはずです。
しかし、侵入者に気付くことはありません。なぜ・・・?

1年前くらい前から、私は夜中にふと目覚めることが多くなりました。
ハッとした感じで目を覚ますのです。しかし、部屋は暗く静かです。もちろん、人の気配はありません。

急に目覚めるなどということは、それまでにはないことでした。

「なぜ、目が覚めるのだろう?」
不思議でした。歳のせいかな・・とも考えましたが、なにか腑に落ちない思いがありました。

そんな日の翌朝は、キッチンにナメクジがいたり、台所洗剤の色が変わっていたり、毎日使う箸が無くなっていたり、前日に買ってきたはずの食用油が無くなっていたり・・・何かおかしなことが起きているのです。

昨年の10月頃ー。
私は自分の寝室で床に入り、眠りにつこうとしました。10時半ごろのことです。

その時、どこからか香ばしい匂いがしました。私が毎朝作る玉子焼きのような匂いです。
「どこの家で作っているんだろう? こんな時間にー」
と、思いましたが、まもなく眠りに入ってしまいました。

ふと目覚めたのは夜中でした。
ぼんやりした頭で、あの香ばしい匂いのことを考えました。
私の部屋のサッシ窓は締め切ってあったし、さらにその外側の雨戸も閉めてありました。
そんな匂いが入る隙間はないのです。そもそも、近隣の家から料理の匂いがしたことは1度もありませんでした。
我が家は敷地が広めなので、隣家までの距離は結構あるのです。
一番隣接しているのは南側のアパートですが、そこからは、料理する匂いはおろか、住人の声すらも聞こえてきたことはありません。それが今夜に限って・・。
不思議でした。

翌朝、洗面所から夫の声が聞こえました。
「おい、見ろ。」
洗面台の鏡にナメクジが3匹はり付いていました。
さらに、その側においてある洗濯機の上に2匹・・・。
サッシ窓は締め切ってあったのにーです。

D様、私は睡眠薬の類いは飲んだことがありせんし、何の知識もありません。
それを飲んで眠るとどんな感じになるのでしょう?
また、たとえば、かつてオウム教の信者が、毒を含んだガスなどをターゲットの家のドアから注入した、というような事件がありましたが、あれはどういうものなのでしょうかー。

あの香ばしい匂いが現実のものであったのかー。それとも、神経をリラックスさせる何かの作用で、記憶が呼び起こされたのか・・・それは、私には分かりません。

いずれにしろ、催眠ガスは医療用として現実に存在してるはずですし、それが効いている間は、目覚めることはないのでしょう。

その香ばしい料理の匂いはその後、何度か感じました。そのたびの異変ー。
しかし、今年に入ってからは全く匂いはありません。夜中の目覚めはありますし、被害は続いていますがー。

被害が、物の窃盗、電化製品などの故障、家具などへの傷、害虫・・・それだけでも精神的、経済的な損失は多大ですが、侵入者の犯罪はそれだけではありません。
より卑劣で悪質な犯罪・・・・睡眠中の身体への危害ー。

D様、次回はそのことを書きたいと思います。

日ごと秋めく中、朝晩に微かな冷えを感じます。
どうかご自愛下さいますようー。


                                                  2009.8.26
                                                      万 留 子


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この小説は、どの回もほぼ独立した形式になっています。繋がりがあるとしても、その回の前後だけです。でも、時間があれば(1)から読んで頂ければ嬉しく思います。そして、今後ともよろしくお願い致します。
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