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(13)

D様


今年の梅雨は明けぬままに、秋を迎えるのでしょうか。
異常気象が続いています。豪雨、竜巻、地震・・・。
日本各地を襲う災害の波が止んでくれることを願うばかりです。
この地も、昨日は前夜からの豪雨が昼近くまで上がりませんでした。
今日は、どんよりと動かない空気の一層を、蝉の声が微かに震わせています。

さてD様、唐突ですが「黄色い部屋の謎」という小説を覚えていますか?
私が小学6年生の時です。学校の図書室から借りたその本は、とても面白く、私はあなたに、その内容を夢中で話したものでした。それが、私と推理小説との出会いです。
あなたは、私が話す内容を興味深げに聞いくれました。
そして、私が得意げに問う、犯人の名前を何度も間違えたのでした。

今、私は思います。あなたはその小説の内容など、とっくに知っておられたとー。

その後、私はあなたから、エドガー・アラン・ポーの存在を教えてもらいました。
私は、「モルグ街の殺人」「黄金虫」「アッシャー家の崩壊」など彼の作品を次々と読んだものでした。

最近になり、私はポーのある作品をふと思い出しました。
何故かといえば・・・。

集団ストーカーの被害者の中には、「思考盗視(あるいは『思考盗聴』)」などと訴える人がいます。
自分が考えている内容を、読み取られているように感じることがあるようなのです。
自分が考え、誰にも言わなかったはずなのに、それを仄めかすことを言われる・・・・。
また、とっさの行動なのに、それを予測していたかのように、邪魔が入る・・・。
そんなことが重なれば、自分の頭の中が覗かれているような感覚にとらわれてしまうのでしょう。

しかし、人の思考を盗視するなど有り得ないことです。
インターンネット上のそんな訴えを、私は世論誘導の一種だと思っていました。
つまり、被害者を「精神異常者」と思わせるための工作です。以前も書きましたが、被害者を精神異常者と思わせるため、ネット上には「まやかしの被害者」が多数、存在しています。私はこのような主張をする人は、そんな一人だと考えていました。

しかし、実のところ、私もそんな感覚にとらわれたことは何度かあったのです。
「有り得ない・・でも、おかしい・・・。」とー。

たとえば、今年の3月頃ー。
私は、夕食のための買い物に出かける時、
「もう1軒で別な買う物があるから、少し遅れるかもー。」
と、夫に言いました。
もう1軒がどこなのか、何を買うのかは言いませんでした。

実は、プリンターのインクを買おうと思ったのです。黒インクが必要でした。

私は、スーパーでの買い物帰りに家電店に行きました。
駐車場は空いていて、端の方に停めた車の中で、携帯電話をしている男が見えました。
私は車を駐車スペースに入れましたが、その間に男は、店内に入って行きました。

私が店内に入ると、その中年の男がプリンターインクの陳列コーナーにいました。
私は、S社製プリンターのある機種を使っているのですが、男は同じそのインクを見ていました。
私は斜め後ろで待っていました。

やがて、私は驚愕させられました。
その男は、私が買う予定だった黒インクのすべて手に取り、レジの方に持って行ったのです。
小さな家電店で、陳列してある数も知れたものです。それでも10個近くはあったと思います。
その男はそのすべてを買ったのでした。

私は、あっけに取られ、男の後ろ姿を見ていました。
店に在庫はなく、結局、私は翌日の昼過ぎの入荷を待つことになりました。

D様、これは偶然なのでしょうか?
私がその日に、そのインクを買うことは誰にも言ってません。私の思考を「盗視」しない限り、こんなことを故意に出来るものではありません。
それでも、なにか釈然としない思いは残りました・・・。

こんなことが重なれば、被害者は「思考を盗視されているのではー」との疑問を持つかも知れません。

ポーのある短編を思い出したのは、そんな時です。
作品の題名は思い出せませんが、内容は以下のようなものだったと思います。

ある夜、男が二人、街を散歩していた。
二人は言葉を交わすことなく、ただ無言で歩いていた。
片方の男は、歩きながら、取りとめもない考え事をしていた。

そして、散歩も終わりに近づいた時ー。
もう一方の男が、ある一言をつぶやく。
考え事をしていた男はその一言に、飛び上がらんばかりに驚いたのだった。
「なぜ、君は僕の考えていることが分かるんだ!?」
すると、もう一方の男はそのわけを話し出す・・・。

この短編小説は、そんな内容だったと思います。
なぜ、もう一方の男は、相手の頭の中のことが分かったのか・・・?
種明かしをすれば、もう一方の男は、散歩前から、相手を細やかに観察していました。
さらに、散歩時の街の様子、通り過ぎた人、視線、ため息、しぐさ・・・
それらを観察しながら、相手の考えていることを推測していたのです。
そして、絶好のタイミングで出した言葉に、相手は驚いたのでした。

この小説にみられるように、対象者のデーターを掌握し、常に監視していれば、その思考や行動の予測は可能なのでしょう。

あの日、私がプリンターのインクを買うという予測は、私を常に監視し、盗聴を続けていれば難しいことではないと思います。
思えば、その数日前、私は夫に「プリンターの黒インクが無くなってる。そろそろ買っておかないと・・」と言ってます。この言葉を記録しておけば、その日に買うものが「黒インク」の可能性が高いとの予測は出来ます。

(24時間盗聴? 監視? この日本において・・・まさか・・・。)
しかし、日本には、そんなことなど簡単にできる組織が、確かに存在しているのです。

昨年、私が観たDVDに「善き人のためのソナタ」という作品があります。
これは、ベルリンの壁が崩壊する前の東ドイツを舞台とした物語です。

ある舞台演出家が、家中に盗聴器を仕掛けられ、常に監視されます。
監視する側は、国の諜報機関ー。
盗聴を担当する者たちは、交代で24時間途切れることなく、その演出家のアパートを盗聴し、言動を記録します・・・。

約20年前、旧東ドイツではこのようなことは当たり前に行われていました。
しかし、これは遠い国の昔話ではありません。
日本には「K」という組織が存在します。

私は思います。今の日本で、「K」はどんな活動をしているのだろうかとー。
日本全国にネットワークを持ち、この旧東ドイツの諜報機関など、比べ物にならないほどに予算も人員も膨大な組織です。

(「K」の活動内容は、前にも書きましたが、鈴木邦男氏の「Kの手口」から窺い知ることが出来ますが、それはほんの一端です。
しかし、この「K」に毎年あてがわれる巨額の予算の使途を、詳細に調べていけば、ある程度、活動内容は浮かび上がってくるはずです。政治家やマスコミは、責務としてそれを明らかにするべきでしょう。放っておけば、暴走する確立が高い組織なのですからー。)



さて、前回の続きを書くことにします。

今年4月、私は、居間のサッシ戸の枠の部分に、妙な擦り傷があることに気付きました。
「何の傷なのかしら・・・?」
外側から久しぶりに、その戸を拭いたのですが、今までにはない傷でした。傷の位置は戸の最下部から、1メートルほど上のところです。サッシ部分の両側に、幅と長さがそれぞれ5センチ位の擦り傷があります。

(我が家の居間には、南側と東側に、サッシ戸がそれぞれ一組(2枚)入っています。戸の幅はやや広めで、一枚が130cmほどあります。サッシ戸としては大きい方だと思います。)

傷は南側と東側の両方にありました。
私はそれが何の傷なのか、どうして出来たのか、分かりませんでした。
ただ、その頃、戸の開け閉めに不思議なことが起きていました。

東側の戸はもともと、開け閉めがとても重かったのですが、それが急に軽くなってきたのです。また、南側はスムーズに開け閉めが出来ていたのに、かなりの力を要するようになっていました。

夫は、「毎日、開けたり閉めたりしていれば、変わってくるんだよ」と、言っていたのですが、傷については分からなかったようで、口をつぐんでいました。

その後、居間の4枚の戸には不思議なことが起こり続けました。
まず、内側についている鍵(クレセント錠)が、ユルユルになってきたのです。
特に東側の方は、手ごたえが感じられないほど、日に日に、ゆるくなってきました。さらに、戸に密着しているはずの、錠の取り付け部分にも隙間が出来てきました。

また、ある日、戸の開け閉めを受けるレール状の枠が、切れているのが見つかりました。
無理な力が加わったように歪み、その一部分が切れていたのです。
思い当たるふしは全くありません。
夫も不思議がっていましたが、「とにかく応急処置だ」と小さな金づちで歪みを直し、切れている部分は補修テープを貼ってくれました。

そして、ある朝、南側の戸が、私の力では全く動かせない状態になっていました。開けようとするのですが、ビクともしません。私は夫を呼びました。

夫は戸の様子を調べました。
「あれっ? レールが外れてるよ。」

昨夜、閉めたときは、重いながらもスムーズに閉まったのに・・・。
「おかしいよ・・・なんで朝になって外れてるの?」

「・・・とにかく直すのが先だ。そっちを持って」
大きなサッシ戸ですが、思いのほか簡単に持ち上がりました。
夫と私で、うまくレールに乗せることができました。

そして、6月のある朝、東側の戸を開けようとした時、内鍵の取り付け部分が突然、カクッと取れてしまったのです。前夜から取れていたような感覚でした。

「金属疲労じゃないのか?」
たび重なる異状に、夫は考えることを止めていました。

取り付け部分が金属疲労・・?
鍵というものは、そう簡単に壊れるものではありません。
通常に開け閉めしているクレセント錠が、ある日突然、取れてしまうなどということがあるのでしょうか。
それに、この数ヶ月のサッシ戸の異状は何なのでしょう・・・。

D様、あなたはもうお分かりになったと思います。
それが、私の推測と同じであればいいのですがー。

このサッシ戸を外して、家宅侵入をしていた者たちがいるのです。
戸の擦り傷は、何かの器具を使った痕跡なのでしょう。

まさか・・・?
確かに、常識的にはあり得ません。
しかし、この集団ストーカーと言われる加害組織は、どんな方法を使っても、家宅に侵入します。多くの被害者がそれを訴えているのです。

私は、今年に入り、就寝前の戸締りに最大限の注意を払うようになっていました。
前回、玄関の防犯チェーンが長くなっていたことを書きましたが、他にどんな細工があるかも知れません。
それを入念に調べ、侵入される可能性のあるところはすべて対策を講じました。

しかし、それでも侵入している形跡はありました。
どこから・・・?

侵入者はこのサッシ戸を外す前・・・。


D様、この続きは次回の手紙に書きたいと思います。
どうか、お体を大切にー。



                           2009.8.11
                                  万 留 子


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