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(40)

D 様



春を思わせる空が広がっています。
薄い雲を通した陽射しはどこか気だるげで・・・そして、のどか ー 。

今日のこの地は好天に恵まれています。

庭の隅で芽を吹き出した水仙が、今朝見るともう20センチにも伸びていました。
植物たちはとっくに冬眠から目覚めていたようです。
春到来 ー そう宣言してもいいような・・・そんな1日になりそうです。



D様 ー 。

一昨日の朝・・ 。
ある事件の報道に興味を惹かれました。
テレビ朝日の番組(スーパーモーニング)内で放送されたものです。

それは、中東のドバイで起きた変死事件でした。

変死したのは、パレスチナのハマスの幹部 ー 。
宿泊していたドバイのホテルの部屋で、死亡しているのが見つかったのです。

その死因は当初、脳内出血とされました・・・が、その不自然さが発覚しました。
検死の結果、死因は電気ショックを与えられ、窒息死させられたと判明したのでした。

容疑者とされたのは、イスラエルの諜報機関モサドの工作員たちでした。
ドバイの捜査当局は、99%の確率でモサドの犯行だと断定したのです。
容疑者は全部で11人 ー 。
(当然ながら、イスラエル側は犯行を否定しています。)


犯行前後の犯人たちの行動は、ホテル内の防犯カメラが捉えていました。

被害者と同じエレベータに乗る二人の男・・・彼らは、テニスウエアのラフな格好で、不審な点は微塵もありません。しかし、彼らはモサドの工作員でした・・・。

彼らは、被害者の後ろを何気なく歩き、被害者が入った部屋を確認しました。
その様子を防犯カメラが撮っていました。

また、ホテルのフロントで不自然な動きをする別の工作員たち・・・。
被害者の部屋の、真向かいに部屋をとった工作員もいました。

彼らは、互いに言葉を交わすことなく、ホテルの宿泊客を演じていたのです。
工作員たちは、仲間にみならず、外部との連絡も一切しませんでした。
ホテル内の電話、携帯電話、インターネット等・・・いかなる通信手段も利用しなかったのです。身元の特定に繋がることを避けたと見られていますが、これはむしろ、不自然が際立つことになりました。

また、彼らはイギリスのパスポートを持っていましたが、偽造されたものでした。
イスラエルは、1986年にも、イギリスのパスポートを大量に偽造し、イギリス側から抗議を受けた事実があるようです。

11名の工作員たちは、宿泊客を装い、それぞれの役割を演じていたのでした。

イスラエルとパレスチナ・・・この両国は現在、戦時下にあると言ってもいいと思います。
互いに、事あらば攻撃をかける態勢をとっています。
そんな背景をもって、この事件は起きたのでした。

「モサド」というこの諜報機関は、今回の犯行の為に周到な準備をしたことは、想像に難くありません。彼らは計画通りに、内側から施錠してあった、ハマスの幹部の部屋に侵入しました。
そして、就寝中に暗殺することに成功したのです。

犯行後は、内側から施錠した状態を復元していました・・・。

施錠してある部屋への侵入・・・これは、モサドなど諜報機関にとっては、ごく初歩的な技術だと思われます。
どの諜報機関においても、工作員は建物や部屋へ侵入するくらいのスキルは身に付けているはずです・・・。


さて、D様 ー 。
集団ストーカーと言われる組織犯罪・・・私は昨日、その被害女性のブログを訪問しました。
そこには、写真が掲載されていました。
左足に、痛々しい水ぶくれが出来た写真です。

以前は、その倍くらいのものが出来ていたそうで、それが治ったと思ったらまた・・・。
彼女はなぜ、水ぶくれが出来るのか、分からないのです。

また、体のあちこちに、不思議な傷が見つかることも頻繁に起きているようです。

D様 ー 。
私は、就寝中に危害が加えられている可能性があると考えました。
就寝中の身体への危害・・・それは私も何度も経験しています。


私の場合・・・ここ半年間ほどの症状として、左手の硬直があります。
夜中にハッとして目覚めると、左手全体が硬直しているのです。動かそうと思っても動きません。
私は慌てて、右手でその硬直している部分をマッサージします。
すると、スーッと感覚が戻ってきます。何事も無かったかのように動くようになるのです。

そして、その翌日になると、左手首の周辺に黒っぽいアザが浮かんできます。
低温ヤケドのような痕です・・・。

また、以前にも書きましたが、昨年、私の体には、多くの注射痕が見つかりました。
これも、就寝中の危害 ー 状況的に、それ以外は考えられません。

頻繁な注射の痕跡以来、私の両足はチリチリと痺れるようになりました・・・。
今、両足の痺れは広がって来ているように感じます。


※両足の痺れに関しては、別のブログに、気になる記述がありました。
今は、閉鎖している福島敏明氏のブログですが、1週間ほど前、偶然行き当たりました。
その箇所は以下の通りです。



「・・・また、身体被害は、全身の血管、特に毛細血管が破壊されるらしいことが分かってきました。手足に不自然な白い斑点や、チアノーゼ反応の異常が現れますので注意してください。繰り返しますと、神経よりも前に、全身の血管が見事に破壊されて行きます。少しでも異常を感じるようでしたら、直ぐに医者へ検診に向かって下さい。」



D様 ー 。
この犯罪の卑劣さ、悪らつさがお分かりいただけると思います。
日本国中でどれだけの被害者が悲鳴を上げていることか ー 。
私は、激しい怒りに、めまいすら感じます・・・。


冒頭に書いたイスラエル諜報機関の犯行・・・それは、被害者が就寝中に行なわれた暗殺でした。
施錠してある部屋に侵入し、犯行後は元通りに施錠した状態にする・・・こんなことは驚くほどのスキルではありません。現実に実行されていることなのです。

モサドの工作員は、侵入に関するスキルばかりではなく、諜報や工作活動に必要な、高度な技術を身に付けていることでしょう。

しかし、D様 ー 。
モサドは、その冷酷な技術を、罪なき同胞に対して用いるでしょうか?
それは決してないはずです。

モサドの犯行は、パレスチナとの「戦時下」で行なわれたものです。
敵対する組織を狙った犯行でした。
(だからと言って、第三国で行なわれたこの暗殺は、許されるものではありませんがー。)

しかし、日本における組織Kのしていること ー 。
膨大な予算と人員・・・そして、日進月歩のハイテク機器 ー 。
万端の備えがあっても、差し迫った敵対国はなく、国内情勢が不安定ということもなく・・・。

やるにこと欠いた狂気の組織が、同胞に刃を向けている・・・その構図は確かにあります。
そして、日本全国で上がっている被害者の悲鳴・・・。

被害者となる可能性は誰にでもあります。
私たちは、同じ舟に乗っているのですから ー 。
国民は、総出でこの組織Kを監視していくべきなのです・・・。



次に、前回の続きを書きたいと思います。

その日ー。
広域暴力団の幹部であるKは、私の会社を訪れました。
組員らしき二人の男を同行させて ー 。

どうしたらいいですか?・・・若い従業員は、顔を強張らせて私を見ていました。

閉めてある門の向こうに、二人の男が見えました。
少し離れたところに黒いベンツが停まっています。
Kは、車の中に入ったようです。

会社の門は、高さ1.2~1.3m位の重い鉄製で、下に戸車がついています。
横にスライドさせて開閉するのですが、通常であれば、日中は開けたままにしておきます。
車の出入りがありますし、その都度の開閉は面倒ですからー。

しかし、私は、1週間ほど前から、この門を閉めて置くように指示していました。
Kが会社に来る事態を懸念してのことでした。


私の予想は、的中しました・・・。

若い従業員の顔を見ながら、私は脳裏に「警察」という言葉が浮かびました。
しかし、その時点でKは、法律違反に触れることはしていません・・・。


従業員は、私の言葉を待っていました・・・。

「・・とにかく、門は閉めたままにしておくこと ー 。あとは、私が対処するから大丈夫。
仕事に戻りなさい。」

私は、自分の心の動揺を悟られないよう、注意しながら言いました。

私は、Kたちを無視することにしたのです。
門を開けなければ、Kたちはただそこにいるしかない・・・そう、考えました。

従業員が事務所を出ていき、私一人になりました。
私は、事務所のガラス製のドアに鍵をかけ、カーテンを引きました。

門のあたりから、声が聞こえてきました。
Kに同行してきた男たちの怒鳴り声でした・・・。

「金、返してよ。社長、逃げまわっちゃダメだよ。」
「ドロボー。金返せー。」

因縁が高じて、とんでもない言葉を叫んでいました。
従業員たちにも聞こえているはずです。
私は、この悪質なチンピラたちに激しい憤りを覚えました・・。

しかし、怒りに駆られたあげく反論しようものなら、事態は更に悪化していきます。
言葉を交わせば、言葉尻を捉え、意味を捻じ曲げ、拡大し・・・それも因縁の種にします。
この者たちのペースに乗せられるのは愚かなことです。

私は、自分の机に座り、仕事に戻ることにしました。
しかし、没頭できるはずもありません・・・チンピラたちは怒鳴り声は続いていました。

私は頭をかかえました・・・。

突然、事務所のドアがガタッと鳴りました。
ハッとして入口を見ると、カーテンの向こうに人影が見えました。

驚いたことに、Kたちは敷地内に入って来たのでした・・・。
「社長! いるんだろ? 話ぐらいしなきゃダメだよ。」

ドアをガタガタと激しく鳴らしながら、チンピラは言うのでした。

門・・・と言っても、閉めておけば、出入りが完璧に遮断される訳ではありません。
高さも低く、乗り越えることは簡単です。
また、簡単に引っ掛けるだけの施錠ですから、鉄格子になっている間から手を伸ばせば、容易に外せます。

「いるのは分かってるんだよ。開けろコラァ。」

チンピラは、更に激しくドアをガタガタさせるのでした。
私が感じたのは恐怖よりも怒り・・・それが頂点に達しました。

「止めなさい!! 敷地内から出でいかないと警察呼びますよ!」

私は、大声で怒鳴ったのでした・・・。

勝手に門を開けて入ってくれば、私有地への無断侵入ですから、法に触れるはずです。
警察へ通報する理由が出来ました。

「やっぱりいたんだろ? 開けろよ。」
「話があるから、来てるんだよ。開けろって言ってんだよ!!」

二人のチンピラは、ドアが壊れるのでは ー と思うほど揺すり続けるのでした。

私は、受話器を取りました。
そして、110番へプッシュ・・・しようとした指が止まりました。
サイレンを鳴らたパトカーが来る事態を躊躇したのです。
従業員たちに動揺が走りますし、近隣の家から好奇の目を向けられることは必至です。

私は、Y警察署に電話を入れました。そして、生活安全課に繋いでもらったのです。
すぐ来てくれることになりました。

チンピラたちは、事務所入口でドアを揺らしながら、大声を出し続けていました。
Kは、門の外の車の中にいるようでした。


Y警察署の生活安全課の署員が来たのは、20分以上経ってからでした。
事務所の中から、普通の乗用車が見え、署員らしき3人が下りて来たときは、ホッとしました。

署員たちは、まず事務所のほうに来ると思ったのですが、外でKたちと話し始めました。

Kが車から降りて、署員たちと何やら話しています。
チンピラたちは態度を一変させ、神妙な様子でKの側に立っていました。

私は、外に出て行くべきか迷いました・・・が、しばらく事務所内から様子を見ることにしました。
Kと顔を合わせるのを避けたいと考えたのです。

しかし、私のその判断は誤りでした・・・。

私は窓から、彼らの様子を見ていました。
Kはカバンから書類のようなものを出して、署員たちに見せながら話しています。
時折、笑顔を見せながら・・・。

口のうまい男であることは、私は少し電話で話しただけですが分かりました。
Kを取り囲んだ署員たちは、うなづくように頭を動かしながら聞いています。

30分位が経った頃、三人の署員のうちの一人が事務所にやって来ました。
一番若い署員でした。

「Kさんが、話したいと言っていますよ。警察は民事のトラブルに立ち入る訳にはいかないので、直接話してください。話したら帰ると言っていますから ー 。」

話すって・・・何を・・?
この件に関係な私が、話をする理由はありません。

「あの人たちと話すつもりはありません。もう、ここには来ないように言って頂きたいのですがー。」
「金を借りたんでしょ? 話ぐらい聞いてやりなさいよ。」

金を借りた・・・?
私は唖然として、その署員の顔を見ました。
その署員の目には、こちらを非難するかのような光が宿っていました。

Kは、デタラメな話で署員たちを丸め込んでしまったのでした。
30分ほどの立ち話の間に・・・。

「金を貸したのに返して貰えない・・・話もして貰えない・・・困りました。」
Kは、何の意味もない書類を見せ、屁理屈を並べ立て・・・口八丁手八丁でそんな嘘八百を並べ立てたのでしょう。

私は憤りを抑え、努めて冷静に言いました・・・。
「金なんか借りていません。Kは嘘をついているんです。そんな話を信用しないで下さい」。

「書類を見たよ。この会社だって借りた金で始めたそうじゃないの。」

この会社をKから借りた金で始めた・・・?
私は、頭が真っ白になるほどの怒りにかられ、言葉を失いました。

書類を見た・・・? 
あのデタラメな書類を・・・?

Kは、私宛に書類を送ってきたことがありました。
それは、夫が土地取引をした際の書類でした。
ゴルフ場開発会社の法人登記簿、土地の登記簿、夫が名刺の裏に書いた仮領証書のコピー等・・・どれ一つ取っても意味のないものです。
そんなもので、金を貸したなどとデッチ上げるのは無理なのです。

しかし、立ち話程度では、その内容のいい加減さは読み取れるはずもありません。
Kは、腹の中で赤い舌を出しながらも、尤もらしい説明をし、署員たちに自分の正当性を信じ込ませることに成功したのでした。・・・。

「金など一円たりとも借りていません! 暴力団の話を信用するんですか!」
私は、思わず叫びました。

「民事は当事者同士で解決してください。話さないなら、もう帰ります。」

「無断で敷地内に入ってきたり、騒いだり・・・それは違法なことじゃないですか?
取り締まってください! 仕事じゃないですか! 放棄するんですか!」

私は、感情的になってしまいました。
「暴力団の味方をするんですか!」

その署員は、鋭い目を私に向けました。
そして、憮然として事務所を出て行きました。

何ということだろう・・・。
私はただ呆然と立っていました。


D様ー。
私は、この組織犯罪の被害者であることに気付いてから、この出来事を時々思い出すのです。

各警察署内の生活安全課は、組織Kの一部署です。
この日の件が、いわば「目を付けられる」きっかけになったのでは・・・と思うのです。
しかし、確証があってのことではありません。
前回の手紙にも書いたように「もしかして、あれが・・・?」というレベルのものです。 


暴力団のKは、その日以後も、執拗に嫌がらせを続けました。
しかし、私は、あくまでも接触を避けましたので、どうしようもありませんでした。

その後、民事訴訟を起こしてきたのですが、その荒唐無稽な屁理屈が、裁判所に通るはずはなく、その訴えは一蹴されたのでした。



D様 ー 。
私は時々考えます。
この組織犯罪に関わる者たちは、どういう経緯で、人間性を失っていったのだろうかと・・・。
そして、以前に観たある映画を思い出すのです。
次回はそれについて書きたいと思います。


春めいて来たとはいえ・・・三寒四温の季節ー。
健康にご留意くださいますようー。



                                   2010.2.25
                                         万 留 子


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(39)

D 様


今朝、窓の外に見えたのは白い景色・・・。
夜半の雪は、この地を白く塗りつぶしてました。

庭の木々は、クリスマスケーキの飾りを思い起こさせ、
装いを変えたパルの小屋は、子供の頃の絵本にあったお伽の家に・・・。

朝の陽光をさえぎる雪雲が、精一杯、その存在を誇示しています。
それでも、春は近いはず・・・。
木々の枝には、小さな芽が潜み、顔を出すのを待ちわびています・・・。


D様 ー 。
前回の続きを書かせて頂きます。


この日本に根ざす組織犯罪・・・その被害者は、国内のいたるところに存在しています。
それは否定しようもない事実です。

インターネットで「集団ストーカー」とのキーワードを打てば、百万単位のページがヒットします。
そこに埋もれているのは、被害者たちの悲鳴・・・。

今、自分の身の回りに何が起きているのか・・・?
自分がこの加害行為を受ける理由は何なのか?
加害組織は何なのか?
犯罪を防ぐため、また暴くためにはどうすればいいのか・・・?

被害者たちは、その答えを模索しています。

しかし、インターネット上に載っている被害たちの声は、被害全体のほんの一部のはずです。
何が起きているか分からぬまま、また、人に伝える言葉が見つからぬままに、もがいている被害者が、その何十倍もいることが推測出来ます・・・。

そして一方、被害を言葉にしたが為に、精神異常者とされた被害者も多いはずです。
この犯罪は、被害者を精神異常者とすることで、その隠ぺいを謀るのですから・・・。

更に、ネット上には、被害者の声を封じるために様々な工作がなされています。
一見、科学的を装ったサイトも、精読すればその非論理性が見えてきます。被害者を異常者とすることに躍起になっている意図が見えるのです。

また更に、被害者を装いエキセントリックな記事を書いているサイト・・・これも、被害者を異常者だとアピールする「仕掛け」だと考えられます。

被害者たちが、この犯罪行為を受ける理由は何なのか・・・。

被害者はそれぞれに推測をしています。
しかし、特定できるものは何もありません。

被害者の年齢、性別、職業、居住地、学歴・・・などは様々です。
共通性は見つかりません。

被害者側に加害行為を受ける理由がない・・・・。
それは、つまり加害者側にその理由があることを示唆しています。

この組織はなぜ、犯罪行為を行なわなければならないのか・・・?

私が推測する組織Kは、この日本において多大な予算と人員を擁している組織です。 
ならば、その仕事は何か・・・?
多大な予算と人員は何に使われているのか・・・?

D様 ー 。
あなたなら、この問いにどう答えるでしょう?
私は、この問いの答えの中に犯罪理由がある・・・と考えるのです。

前回も書いたように、この日本には透明なネットワーク・・・「権力」にとり不都合な者を排除する仕組みが、すでに出来上がっていることを、私は実感しています。

※「権力」とは、必ずしも時の「政府」ではありません。今の日本に根ざし、様々な形で「利益」を享受している体制そのもの・・・と言った方がより意味が近いかも知れません。


本来ならば、この組織Kは、国民の安寧をその活動の基軸としなければなりません。
しかし、その方向を誤れば狂気の集団と化し、暴走を始めます。それは、様々な国、そして歴史が証明していますし、例を挙げれば枚挙にいとまがありません。

今、この組織が、あろうことか、罪なき国民にその刃を向けてはいやしないか・・・と、私は訝るのです。


D様、私は考えます。
為政者の究極の夢は、北朝鮮のマスゲームではないのかと・・・。
つまり、自分の意図通りに、国民が一糸乱れず動く体制 ー 。
しかし、民主主義の国は混沌としているものです。

民主主義国家における為政者は、批判される宿命にあります・・・。
民主主義の国においては、その宿命から逃れられる為政者はいません。

何につけても、議会という煩雑な手続きと時間を要し、
国民の為に良かれと考えた政策も、批判の矢面・・・。
つい為政者は夢を見るのです・・・国民を意のままに動かす「マスゲーム体制」を ー 。

国民が油断をすれば、為政者たちはジワジワとそちらに行こうとします。
何とか国民を統制しようとするのです。

そのツールとして、国旗や国歌が使われてはいまいか・・・私は、それを懸念します。
私は、国旗を掲揚し国歌を唄うことに、反対するものではありません。
ただ、それをある意図をもって、押し付けてくることを憂慮するのです。

たとえば中国・・・この共産主義国家の言論は統制されています。
国が不適当だとする言論・出版・・・あらゆる表現手段は、法に憚ることなく、規制が行なわれています。
言論統制が法的に認められている国なのです。

ならば、憲法で言論・出版の自由を謳う国 ー この日本においては・・・?

その「自由」に疑問符がついてはいやしまいか・・・。
萎縮してはいないのか・・・。
D様、私はこの疑問が脳裏に燻ぶっているのです。

自由を謳う憲法を擁するが故に、より陰湿に、より巧妙に、それを監視し統制する仕組みが作られていはしまいかと・・・。

この犯罪の被害者とならなければ、知るよしもなかったこの国の「仕組み」・・・それが今、国の隅々にまで及んでいることが、私には見えています。

中国においてすら、罪なき者をターゲットにし、苦しめることなどないだろうに・・・。



D様 ー 。

私の脳裏には、もう一つの疑問がくすぶっています。
この組織がターゲットを選定する基準は何なのか・・という疑問です。
被害に気付いて以後、私は、ことあるごとにそれを考えました。

私は、過激な思想の持ち主ではなく、反社会的な行動をとったことも勿論ありません。
被害者にならなかったら、平凡な日常を送っていたことでしょう。

そんな中で、無理に答えを出そうとすれば、「もしかして・・・」というレベルになります。
そのレベルで推測していることは幾つかあります。

いわゆる「目を付けられた」きっかけとなった「何か」・・・。
そのうちの一つを書こうと思います。


12年前 ー 。
私は、小さな会社の経営をしていました。
従業員が5,6名ばかりの零細企業です。
(この会社については、いずれ詳しく書きたと思います。)

私は「代表取締役社長」という肩書きでした。
しかし、零細企業のそれは名ばかりで、事務員、営業担当、労務管理、工場業務・・・つまり、何でもしなければならない ー というのが実情でした。


会社を始めてから2年ほど経ったある日 ー 。

「社長、誰かが門の外で騒いでいます!」

事務所の2階いた私の耳に、従業員の声が聞こえてきました。
何事かと、私は1階に降りて行きました・・・。

「人相の悪い・・・暴力団みたいな人たちです。」
若い従業員の顔はこわばっていました。

外を見ると、門のところに3人の男が見えました。
私は、3人が誰であるかはすぐ分かりました・・・。 

この者の中の一人K.T・・・それは、広域暴力団に属する暴力団員でした。
私の会社は、このKからいわれの無い因縁を付けられていたのです。
Kは、私に対し、執拗に電話を掛けて来ていました・・・。


遡ること、更に10年・・・

平成元年 ー 。
バブル経済は衰退期に入ろうとしていました。
しかし、当時の日本社会はまだ、景気が急速に萎んでいくことを夢想だにしていません。
土地の取引は相変わらず過熱していたし、日本国中さまざまな開発行為が続いていました。

ゴルフ場の開発もその一つです。
当時、夫は、この地方にゴルフ場の建設計画を推進していました。

ゴルフ場開発は、まず計画地の地権者との折衝・・・つまり、土地を買い上げるなり、借りるなりの契約が必要となります。それと平行して、隣接した地権者の同意、水利権者の同意、地区長の同意、町の同意などが必要となります。
計画書に、それらの書類を添付して、県の開発許可を得るのです。

夫は、地元に会社を設立し、地元の同意書の取得を進めていました。

ゴルフ場建設には、当然、多額の資金が必要です。しかし、当時は、ゴルフ場開設までの段取りをすれば、経営をしたいという会社はいくらでもあるという時代でした。
夫が進めていた計画にも、資金提供を申し出ている会社が数社ありました。

計画は順調に進んでいました。
地主との交渉には地元の者を雇い、土地の売買予約や、借地契約も順調でした。

そんな中でー。
ある地主が「金がいるので、すぐ土地を買ってもらいたい」と要望して来ました。

ゴルフ場の予定地は、計画の初期段階では、土地の借地契約か売買予約をします。
そして、開発許可が下りてから、実際の売買をするというのが通例でした。

今すぐ、買って貰わないと同意の印鑑は押さない・・・という地主の要望に、夫は困惑しました。
バブルの頃とは言え、地方の山中の雑木林ですから、計画が進まないことには二束三文のところです。
しかし、計画推進には欠かせない土地でした・・・。

夫はやむ得ず、自腹でその土地を買い、自分の名義にしたのでした。

ゴルフ場開発は順調に進んで・・・いるはずでした。
しかし、いつの間にか思わぬ邪魔が入っていたのです。

夫が計画していた予定地に、他の会社が入って来ていたのです。
その会社と話をつけなければ、予定地全体の買収は無理という状態になりました。

更に、地主との交渉をさせていた者が、相手方に買収され、夫を裏切ったのでした。
夫の計画は頓挫しました・・・。

この時に相手方に絡んでいたのが、このKだったのです。
夫は、相手の素性を見て、計画から手を引くことにしました。

その時に、自分が買っていた予定地内の土地を、Kに売却することが合意されたのです。
売買金額は1億3千万円でした。
(ゴルフ場は、多大な利益を生むことが予想されていましたし、計画には欠かせない土地でしたので、それは決して高いとは言えない金額です。)


取引の日 ー 。
夫は、売買に必要な書類を揃え、約束した東京のホテルに行きました。
しかし、売買は思わぬ展開となりました。Kは約束した金額のうち、1億円だけしか持って来なかったのです。

「残りは、2,3日待って下さい。間違いなくお支払いしますからー。」
と、Kは言うのでした。

夫は仕方なく、用意していた1億3千万円の領収証を渡さずに、仮領収証として、名刺の裏に、1億円を受け取った旨を書いてKに渡したのです。
名義変更のための書類と共に・・・。

しかし ー 。
結局、夫は残りの3千万円を受け取ることは出来ませんでした。
いくら電話をしても、Kは言を左右して、残金を支払わなかったのです。
夫は、Kから3千万円を支払ってもらうことを諦めました・・・。


それから何年も経ったある日・・・。
突然、Kから会社に電話がありました。

「Sさんに1億円の貸しがあるんですよ。それを返して貰おうと思いましてね。」

Kのゴルフ場計画は、その後、頓挫してしまったのでした。
急に浮上したゴルフ場の農薬問題・・・それが、地元の反対運動の引き金となり、町議会に計画に待ったをかける議案が提出されたのです。
バブル経済も、急速に衰退を見せ始めていました・・・。

多大な利益を見込んだ、Kの目論見は外れたのです。
夫から買った土地は、二束三文になりました。

Kは、「その土地を返すから1億円を返せ」と、因縁を付けて来たのです。
とっくに名義変更をしてある土地です。そんな虫のいいことが通るはずもありません。
(それに夫にしても、そんな大金は、もうどこを叩いても出る状況ではありませんでした。)

Kの電話は執拗でした・・・。
夫は、私の会社の役員になっていましたが、常勤しているわけではありません。
会社の電話に出るのは、ほとんど私でした。
夫からは、「一切、相手にするな」と言われていたのですが、日に何度も掛けてくる電話に、私は、困り果てていました。


そんなある日の朝ー。
私は、会社に出勤するため、自宅のアパートを出ました。
2階からの階段を下り始めた時・・・駐車場の端に、見慣れない車が停まっているが見えました。
高級車です。不自然な形で停まっていました・・・。

私は、その車の方に顔を向けました。
男が二人乗っているみたい・・・。

その時 ー 、
車がタイヤを鳴らし、急発進しました・・・すごい勢いでした。
驚き、唖然とする私を残し、車は走り去って行ったのでした。

「何あれ・・・?」


その翌日 ー 。
Kから、電話が掛かってきました。
「あなたの写真・・・良く撮れてますよ。ウチの若い者が勝手に撮って来ちゃて・・・私は反対したんですけどね。」

写真・・・?
昨朝、急発進した車が頭に浮かびました・・・あの時に・・・?

私はゾッとしました。
私の写真を撮ってどうするというのだろう?
タチの悪い広域暴力団に属する者たちです。

「電話でしか話したことがないから、どんな人かなと思いましてね。」
言葉を失った私に、Kは電話の向こうで話を続けました。

「いい加減にして下さい。これ以上、変なことをしたら警察に訴えますよ。」
私は震える声で言いました。

「あのね、M子さん・・・私が何をしました? 私はただ、Sさんと話がしたいから電話をしているだけじゃないですか? これが何の法律に触れんですか?」

「何の為に私の写真を撮るんですか?」
「あなたもすぐ人を信用するんだねぇ。写真なんて撮ってませんよ・・どこにあるの? その写真を見せて下さいよ。」

Kは、法律のギリギリのところで、人を脅したり、翻弄したりするテクニックを身に着けている男でした・・・。

私は震える手で電話を切りました。


その3日後 ー 。
実家の母から電話がありました。
「Kさんという人が訪ねて来たよ・・・あなたと話したいって ー 。言葉遣いは丁寧だけど・・・何か怖そうな人だった。」

私は息を飲みました。嫌がらせです・・・。
Kは、私が住んでいるアパートを知っているし、実家にいないことなど百も承知です。
どうやって、私の実家を・・・?

「『M子さんには、兄弟は何人いるの?』なんてことも、訊かれたけど・・薄気味悪かった。」

私は、ただ呆然とするだけでした・・・。


更に数日後、会社の取引先から ー 。
「お宅の会社を中傷する電話がありました。でも、信用しないので安心して下さい。」

私は頭を抱えました・・・。


Kは、夫へ連絡しようと思えば出来るはずでした。
しかし、夫と直接、話をすれば、自分に理がないことが分かっていたのです。
夫の周りの弱いところから攻めて、音を上げるのを待つという手法を取ったのです。


そしてその日 ー 。
Kは、ついに会社に押しかけて来たのでした・・・。
従業員は、「どうすればいいですか?」という面持ちで、私を見ています・・・。



D様 ー 。
今日も少し長くなってしまいました。
この続きを、次回に書かせて頂きます。


三寒四温・・・と言うには、まだ早い時期なのでしょうか。
寒い日が続いています。
ご健康に御留意下さいますよう ー 。


                                   2010.2.19
                                        万 留 子

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(38)

D 様


灰色の空の下 ー 寒く、くすんだ景色が広がっています。
今日のこの地には、陽光が届きません・・・。
窓の外に見える木々たちは、静止した時間の中にいるようで・・・全く動きません。
部屋の石油ストーブ ー それだけが赤く熱を放ち、生き生きと燃えています。
外の寒さはガラス戸がさえぎり、ストーブが私を暖めてくれています。
パソコンを打つ指が凍えないようにと・・・。


さて、D様ー。

6日前の朝のことー。
7時頃でした・・・。

飼犬のパルが吠え始めました。
私は、居間の雨戸を開けようとしていました。

パルはその時を待ちかねたように、吠えることがあるのです。
陽が当たる事務所の南側に行きたいという催促です

しかし、その日の吠え方はいつもと違っていました。
何かを訴えるような・・・かん高い鳴き声なのです。

「パル、静かにしなさい。」

私は、雨戸を開けて呼びかけました。
しかし、パルは切羽詰ったような鳴き方を、一層激しくさせたのです。
私は仕方なく、居間から外にでて、パルの小屋まで行きました。

パルは繋いでいたロープを、目一杯伸ばして吠えていました。
いつもと様子が違いました・・・。

「どうしたの・・・? 静かにしないとダメでしょ。」

私は、パルに言い聞かせました。
しかし、パルは妙に興奮していました・・・。

私は、繋いでいた杭から、細いロープを解きました。
そして、それを持って、パルが行こうとする方向に歩かせてみました。

パルは、ロープを力一杯引きながら、家の周りの匂いを嗅ぎ始めました。
南側の通路を東に向かい、突き当たりを北に曲がり・・・。
そして、敷地の北側に建つ別棟(下宿棟)の非常階段を上って行きました。
そして、階段を上りきった2階の踊り場で、匂いを嗅ぎ回るのでした・・・。

「パル、どうしたの? 」
私は、ロープの端を持ったまま、階段の途中から声を掛けました。
しかし、パルは興奮したまま、辺りを夢中で嗅ぎ回っています。

この階段の踊り場には、2階に入れるサッシ戸が付いています。
内側に錠が掛かっていますので、外側からは入れません。
しかし、建物内部からは、当然、自由に出入りすることが出来ます。
道路側からは全くの死角で、人目を避けるという意図があれば、実に都合のいい出入口なのです。


そして、この踊り場は、我が家の洗濯物を干す場所でもあります・・・。

昨年12月 ー 。
私は、干した洗濯物を取り込もうとして、「アレッ・・」と思いました。
前日に干した物のうち、フリースのトレーナーが異様に湿っぽいのです。
その一枚だけが、ズッシリと水を含んでいました。
そして、それが干してあった下の部分が濡れていました・・・水が滴り落ちた跡です。

それは不自然な湿りようでした。
一緒に干した他のものはすっかり乾いていたのですから ー 。
同じフリース地のズボンもありました。

人為的に濡らされた・・・それ以外の原因が考えらるでしょうか?。

D様 ー 。
この踊り場に干してある洗濯物に、水や埃をかけることなどは簡単に出来ます。
昼夜を問わず、人目に触れることはないでしょう。
たとえば、踊り場にいた時に人の気配を感じれば、瞬時に内部に入れます・・・。
2階に人がいることはまずありません。

内部には鍵が掛かっているはず・・・と思われましたか?
1階から侵入し、2階に上がればいいのです。
前記したように、建物内部からはこの踊り場へ出ることは簡単です。
非常階段を上り下りするより、人目に付く可能性はずっと低くなります。

この組織犯罪者が、建物の鍵を持っていることは間違いありません。
(私は、自宅を含めたすべての鍵を、不自然な形で2度紛失しています。)
1階の事務所には、侵入された形跡が、今も頻繁に見つかっているのです。
物の紛失、移動、破損、故障、悪臭・・・等々。

洗濯物の不自然な湿りは、人為的な原因があったと考えざるを得ないのです。

しかし、私がそれを誰かに言ったとしましょう。
「洗濯物に水をかけられた・・・かけた者は、内側から踊り場に出て・・そして・・・」

返って来るのは、例によってあの言葉です。
「そんなことを誰がするの?  何のために? 」
詳しく説明すればするほど、神経の異常を疑われてしまうのです・・・。

D様、私は何度でも言います。
この犯罪組織は、被害者を精神異常者として、犯罪を隠蔽すると ー 。
また、被害者を精神異常者に仕立て上げることも、目的そのものに入っていると ー 。
被害の内容を、詳細に話せば話すほど、その構図に嵌まってしまうのです・・・。


※ 洗濯物は、すべて手絞りしてから干したものでした。
 我が家の洗濯機は、ずいぶん前から脱水が効かない状態になっているのです。
 洗濯機の故障は、1年半の間に2度目です。現在のものは頂いたもので中古ですが、
 順調に動いていました。それが、ある日突然、故障していたのです。
 しかし、湿ってい たのは手絞りが原因ではありません。前記したように、他のものは
 すっかり乾いていた のですから ー 。


この踊り場に関することで、私が疑っていることが、もう一つあります。

踊り場から、内部に入るサッシ戸の手前に、狭い部屋があります。
2階への入口を正面にすれば、左側の部分です。
建物の東南角にあたりますが、そこは今、物置として使用しています。
南側がガラス張りで、陽が射せば冬でも暖かい場所です。

ここは、我が家の飼い猫の居場所になってしまいました。
私が、異様な耳鳴りに襲われ始めた一昨年から、この場所にこもるようになったのです。
家で寝ることは無くなりました。
 
私は、ダンボールや布を使って、ここに寝どこを作ってやりました。
寒い時期は、使い捨てカイロを入れてやりますので、居心地は悪く無いようです。
エサを食べる時だけは、家に来させるようにしました。

当然、この場所のドアはいつも開けてあります。
入ろうと思えば誰でも入れます。

この物置を居場所にするようになってから、猫(デラ)は、よく怪我をするようになりました。
元気がないなと思うと、体のどこかに痛々しい傷が見つかるのです。
寒い時に、全身泥だらけになっていたこともあります。

「どこかの猫とケンカしたんだよ。」
夫は言うのでした。

確かに、居場所には当初、エサを置いていたので野良猫が入って来ていました。
しかし、家で食べるさせるようにしてからのこの1年は、見かけることは無くなりました。
エサが無ければ、野良猫は寄り付きません。
また、デラは去勢してありますので、ケンカはまずしないのです。

何よりも、人間を異常に怯えるようになりました。
抱こうとすると、野太い声で唸るのです・・・。

動物への虐待・・・。
この犯罪の悪らつさを知っている私は、それはあり得ると考えています。

デラはこの一年半の間に、すっかり性格が変わってしまいました。
そして今日も、足を引きずっています・・・。



さて、6日前の朝 ー 。 (冒頭の続きです)
私は、階段の下から、踊り場を嗅ぎ回っている、パルのロープを引きました。
パルは、渋々といった感じで下りてきました。

パルはその後、建物の裏側に回りました。
相変わらず興奮して、あたりを嗅ぎ回ります。

私はパルの成すがままにして、その様子を見ていました・・・。

実は、このようなことは初めてではないのです。
パルは2年ほど前から、時々このようなことをするようになりました。
夜中に激しく吠え出すことも続いています。

猫と同様に、パルもまた性格が変わりました。
敷地内のどこにいても、落ち着かない様子なのです。
小屋にいることを嫌がり、あちこちい移動したがります。

冬は、事務所の南側が居場所なのですが、ソワソワし始めることがあります。仕方なく移動させると、家の裏側とか、塀がある敷地ギリギリのあたりにうずくまるのです。

今の我が家には、動物たちをおかしくさせる何かがあるのです・・・。


そして、10日ほど前 ー 。
夫の部屋のすぐ外に、ズッシリと重いポリ袋が置いてありました。
夫が見つけたのです。

「何が入っていたの?」
その話を聞いて、私は夫に尋ねました。
「分からない・・・ドロッとしたものが見えたけど、気持悪いからすぐ捨てた・・。」


更に、その2日後の昼過ぎのこと・・・。
私は、事務所でパソコンに向かっていました。
夫は、パルを連れて散歩に出かけていました。

やがて、夫が戻って来ました・・・。
「今、誰か来たのか?」
夫は、すぐ事務所に顔を出し、私に訊きました。

「いいえ、誰も来ない・・・でも、どうしてそんな事を訊くの?」
私は、パソコンに没頭してましたが、顔を上げて答えました。
誰か来れば、もちろん分かります。

「そこの裏から、誰か出て行ったのが見えたんだよ」
「裏・・・?」

裏 ー というのは、事務所と貸家の間にある細い通路のことでした。
貸家の裏口なっています。通路といっても、古タイヤとか、何かの作業道具などが置いてあり、通り抜けることは困難な状態になっています。

「エンジ色のキャップを被った小柄な男だよ。白っぽいジャンパーを着ていたようだった。」

夫がその男を見たのは、家までの距離が2,30メートル位の地点で、顔ははっきりと見えなかったとのことでした。

貸家は留守 ー そこに住む若夫婦の長男Lも、まだ小学校から帰っていませんでした。
もし誰かが訪ねて来れば、道路側の玄関に行くはずで、裏の通路から人が出て来る状況は考えられません。

また、この家が留守の時に訪ねてきた人は、事務所の方に来て確認する人が多いのです。
それもありませんでした・・・。


エンジ色の帽子を被った男・・・?
私は気持の中に、不穏なものが燻ぶるのを感じました・・。

事務所を出て行った夫が、すぐ戻って来ました。
「パルが何か食べてるぞ。通路に落ちていたものを・・・ナイロンの袋に入ってるー。」
「通路に落ちていた・・・?」

私が外に出て見ると、パルが袋を食いちぎっていました。
「パル、ダメよ。そんなもの食べちゃ・・・」
私はそれを取り上げました。

縦30cm、横20cm位の大きさのナイロン袋で、ズッシリと何か入っています。
肉塊・・・? 袋には、「鶏ササミ肉」と印字してありました。
腐りかけ、悪臭を放っていました・・・。

ナイロンの袋の口は切ってあります。
パルが食いちぎったのではなく、鋏のようなもので切ったあとです。
夫が遠くから見た男は、これを置いていったのでしょう・・・・。

3日前に夫が見つけたポリ袋にも、同様のものが入っていたのだろうか・・・?

何の為に・・・?
嫌がらせ以外に何が考えられるでしょう・・・。



さて、D様 ー 。
私は、この犯罪組織のターゲットとなった理由は分からない ー と何度も言っています。
それは、私に限ったことではなく、被害者の多くが「理由は分からない」と言っているのです。
確かに、この犯罪のターゲットにされた被害者の年齢、性別、職種、在住地などはそれぞれです。
共通点は無いように思えます。
つまり、無作為に選んだか ー 理由があるにしても些細なものであることが考えられます。

しかし、それはいずれにしても、被害者としての自覚がある人の場合です。
自覚がないままに監視され、被害を受けている人・・・私は、そのケースも多いと推測しています。
理由がある被害者も数多く存在しているはず ー と考えているのです。

私の場合、被害を自覚したのは一昨年の夏ごろからです。
被害を自覚して分かったことは、被害の始まりは何年も前であるということ・・・。
つまり、自覚していない期間がかなりあったのです。

盗聴され、尾行され、家宅に侵入され、ものを盗まれ、破損され、身体に危害を加えられ・・・
気付かないでいたのだと思います。

たとえば・・・。
私が、以前入居していたアパート ー 。
仕事の都合で契約をし、約7年間住んでいました。

このアパートには、確かに誰かが侵入していました・・・。

ある夜、仕事から帰って来た私は「アレッ・・」と思いました。
壁に掛けていた飾り物・・・そのふちが欠けていたのです。
沖縄に旅行した時に買ったもので、シーサーをデザインした壁掛けでした。
直径が10センチ位の焼き物で、麻の紐が付いています。

私は、それを壁のフックに掛けて置いたのです。
その丸いふちの一部が欠けていたのでした・・・。

私は、下を見ました。
すると、その欠けた部分が落ちていたのです・・・合わせるとピッタリはまりました。

「何・・・これは・・?」

私は腑に落ちませんでした。
紐が切れて、全体が落ちていたというのではありません。
本体は、壁に掛かったままだったのですから ー その部分が欠けるという状況ではないのです。

誰かが部屋に入った・・・。
そして、それを手に取り、落としてしまった・・・と、しか考えられません。

その部屋に入るのは私だけです。
合鍵は夫も持っていましたが、当時はF市に住んでいて、こちらに来ることはほとんどなかったのです。
それに夫とは、その日の日中も電話で話をしていました。
夫でないことは確かでした。

「誰が・・・? 」

私は、アパートを管理している不動産会社の者だと考えました。

翌日、私はその管理会社に電話をしたのです。

「・・・いや、それはありません。入居者に無断で入ることはありませんよ。
昨日は、誰もそちらに行ってませんし・・。」

電話に出た男性社員は、かたくなに否定するのでした。
入ったとは言えないし・・・とぼけるしかないよね・・・私は、心の中でつぶやきました。


しかし、おかしなことは続きました・・・。

ある日、入浴しようとした私は、小さな悲鳴を上げました・・・。
浴室に大きな蛙がいたのです。

「どこから、入って来たのだろう・・・?」
不思議でした・・・。
私が借りていた部屋は2階でしたし、留守中は全ての戸を閉め切りっておくのですから ー 。

衣類に、覚えのない破損箇所が見つかることも度々ありました。
買ってから間がないものでも、ほころびているのです・・・。
「不良品だったんだ・・・」
そう、思っていました。

駐車場に停めていた車に、大きな傷が付いていたこともありました。
「ひどい・・当て逃げされたんだ・・・。」
警察には届けましたが、犯人が見つかることはありませんでした。

車は、頻繁に故障していました。
以前にも書きましたが、走行中に前輪の車軸が折れたこともあります。

いつも使っていた和英辞典が無くなったのもこの頃です。
おかしな紛失でした・・・。 無くなる状況は何もないのです。
部屋も、会社も、くまなく探したのですが、出てくることはありませんでした。

しかし当時の私は、この犯罪組織の存在など知るよしもありません。
加害行為がエスカレートしていなかったら、気付かないままでいたと思います。
今、振り返ればその構図が見えるのです。

この犯罪の被害者となり、見えてきたものは沢山あります。
日本の社会は、もうこんな仕組みになっていたのかと驚愕もしました・・・。
この国には、すでに、透明なネットワークが隙間なく張り巡らされています。

社会にとって不都合な者を排除するシステムは、出来上がっているのです。

システムの機能を錆びつかせない為には、常にターゲットを選び、動かしている必要があります。
被害者の自覚のない人も、すでに被害者となっている人も少なくないはずです。

政治家、企業家、学者、作家、言論人、ジャーナリスト等・・・それらの人も例外ではありません。
権力に不都合な者を、巧妙に排除していくシステムは、現に機能している・・・私はそれを実感しています。

これを暴くのは、政治家を始めとする国民の全てであることは確かです・・・。



理由なきターゲットを選定する基準・・・それはこの犯罪組織のみが知るところです。
被害者がほとんどは「分からない」のです。
しかし、被害者たちは、さまざまな憶測をしています。

私自身も、その理由をいくつか憶測をしています。
D様ー、私は、今日それを書く予定でした。

しかし、前段が長くなってしまいました。
次回に書くことをお許し下さい。


春の足音が大きくなってきました・・・。
もう桜が開花した地方もあるようです。
しかし、寒い日はもう少し続くことでしょう。
ご自愛くださいますようー。



                                 2010.2.11
                                      万 留 子


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(37)

D 様



一昨日、積もった雪が、庭に白いまだら模様を描いています。
冬の陽光は、その白さを際立たせはしても、一挙に溶かす勢いはありません。
寒い日が続いています。
それでも、陽光は日一日とその存在感を増し、私は黄昏時の明るさに気付いています。
雪の下には、芽吹く時を待つ草花たちが胸躍らせているはずです・・・。



D様 ー 。
昨日の昼過ぎのことです。
突然、飼犬のパルが吠える声が聞こえました・・・。
居間にいた私は、西側の部屋に行き窓を開けました。

水色の作業服を着た男性二人が、敷地内にいるのが見えました。
自宅の玄関の方を見たり、事務所の方を振り返ったり、ウロウロしています。

「こんにちわ。何か・・・?」
私は、窓から声をかけました。

「ああ、留守かと思いました・・・。先日、お伺いしたT電力の者です。」
この間、電磁波を測定に来たT電力の社員でした。

「その後、どうですか?」
年配の方が尋ねてきました。

「どうですかと言われても・・・状態は同じだと思いますよ。」
私は、やや戸惑い気味に答えました。

そして、「今日も、測定して頂けるんですか?」と、問い返してみました。

「いえ、今日は測定器は持って来てないんですよ。近くまで来たので、ちょっと寄ってみたんです。」

測定器も持って来ないで・・・寄ってみた・・・?
私は怪訝に思いましたが、担当者の次の言葉で、彼らが訪問した目的を知りました。

「ところで、奥さんは電磁波を測定する器械を持ってましたよね?」
年配の方が訊いてきました。

「・・・ええ、持ってますよ。」
「それに付いて、ちょっと聞きたいんですが・・・。メーカーとか、型式とか ー 。」

何のために・・・?

「聞いてどうなさるんですか?」
「・・・会社の方で、契約者がどういうものを持っているか、リストを作ることになりまして・・・」

「リスト・・・? でも、そんな器械を持っている人は、そんなに大勢はいないでしょ?」
「ええ・・・そんなにはいないんですが・・会社で控えておきたいもので・・・」

何か歯切れの悪い返答でした。
「アメリカ製の・・・何とかというものですよ。」
「今、ありますか・・・?」

担当者は、それを見せて欲しいというのでした。
私は、奥に戻り、それを持ってきました。

私が、差し出した電磁波測定器を手に取り、年配の方がメモを取り始めました。
もう片方の社員と小声で確認しながら・・・。
「・・・エーッと・・これかな・・品名は?」

そんな二人の様子を見ながら、私はまた同じ疑問が浮かんできました。

リスト・・・? 何のために・・・?
型式まで控えて、どうすると言うのだろう・・・。

二人はメモを取り終えると、「何かありましたら、連絡ください」と、ありきたりの言葉を残して帰って行きました。
その後姿を見て、私は漠然とした憂うつ感に捉われたのでした・・・。

D様ー。
私が、どんな測定器を持っているのか、調べる理由は何だと思われますか?
個人が持っている、測定器のリストを作ってどうすると言うのでしょう・・・。

この国に張り巡らされた「透明な網」・・・それは至るところにまで及んでいます。
それに気付いている人は、どれ位いるのでしょうか・・・。




D様、次に ー 。
前回予告した、S会信者である友人について書きたいと思います。

4年前の元日ー。
私は、自分宛に届いた年賀状を見ていました。
縁起良い絵柄に、新年を寿ぐ賀詞・・・どれも正月らしさに溢れていました。
印刷したものでも、手書きで近況などが書かれていて・・・懐かしがったり微笑んだり・・・。
私は、元日の幸せなひと時を過ごしていました。

次々に見ていた私ですが・・・ある1枚に手が止まりました。

「これは・・・何・・?」

それは、絵ハガキでした。
薄いブルーが一色だけ・・・ぼんやりと川らしきものが写っていました。
下の方に「Kamogawa」と白い文字が浮かんでいます。
冬の京都の風景のようでした・・・賀詞は何も書かれていません。
どことなく陰気な写真でした。

私は、裏返して宛名面を見ました・・・そして、思わず眉をしかめました。
私の名前が、薄く鉛筆で書かれてたのです。

宛名面には、上下を仕切る直線が引かれていてー、
その上半分が宛先を書く欄 ー そこに、私の住所と名前が書かれていました。
鉛筆の薄く細い文字で・・・。

下の部分に賀詞らしきものが書いてあります・・・「あけましておめでとうございます」
それも鉛筆書きの薄い文字でした。

陰気な年賀状・・・。
正月らしさはどこにもありません。

年賀状を始めとして、お祝い事の際の文字は、濃く勢い良く書くのがマナーです。
薄墨は、不祝儀の時の文字・・・。
「なんて非常識なんだろう・・・・。」


差出人は、W子でした・・・私の高校時代のクラスメートです。
彼女は、宗教法人S会の熱心な信者です。

高校時代のW子は、物怖じしない活発な生徒でした。
私とは、特に親しい方ではなく普通のクラスメートでした。
卒業して10年位が経った頃、ふとしたきっかけで、飲みに行ったりするようになったのです。

でも、付き合いにはムラがあり、頻繁に会っていた時期と、疎遠にしていた時期が混じっています。
彼女が隣県に嫁ぎ、子育てに没頭している時期は、会う機会はほとんどありませんでした。
子供たちに手が掛からなくなった頃から、また、時々会うようになったのです。


高校時代の彼女は、S会の信者ではありませんでした。
彼女の家族にも、信者はいなかったと思います。

彼女が入信したのは、隣県に嫁いでからです。20数年前だと思いますが、その詳しい経緯は知りません。
話の折の言葉をつなげば、勤めていた会社の経営者が、信者だったようです。
もともと宗教を受け入れるという素地があったのかも知れません・・・彼女は熱心な信者になりました。

信仰は自由であるし、それは彼女が選んだのですから、私はそれについては何も言いませんでした。私がS会に関わることはありませんが、それ以外での付き合いは続けていたのです。

彼女が実家に帰って来た時などは、必ず連絡をして来ましたので、会って他愛のないおしゃべりに興じたものです。


彼女は年々、S会の活動に熱心になっていきました。
選挙の時期になると、中学や高校の同窓会名簿を持ち、同級生だった人たちの家を訪問するのです。
久ぶりの懐かしい顔に歓待した人も、K党への投票依頼という、その意図を知れば興ざめするようでした。
私にも、その時期は必ず電話をして来ました。

しかし、S会信者でない者が、K党に投票することなどあるのでしょうか・・・。

また彼女は、S新聞の購読を依頼してきたこともあります。
私は、1ヶ月とか、3ヶ月だけ ー という条件で、何度か承諾したことはあります。
しかし、内容を読むことは、まずありませんでした。

ある時、彼女がまた、「1ヶ月でいいから ー 」と、新聞の購読を頼んできたことがありました。
通常ならば、私は承諾したと思います。しかし、その時は別の義理があり、すでにS新聞を取っていた時でした。

私は事情を話し、断わりました。
すると・・・返ってきた言葉に私は驚きました。

「もう一部くらいは取ってもいいでしょう。 私も今、2部取ってるのよ。」

彼女は、S会信者という自分の立場と、S会以外の一般の者を混同しているのでした。

S会の信者なら、何部でも取って、拡販に協力すればいいことです。
しかし、信者以外の者が、なぜ2部も取らなければならないのでしょう。
彼女には、その客観的な視座がありませんでした・・・。


また、4年ほど前のある日ー。
彼女が、我が家に、遊びに来るという日でした。

当時、彼女は県内のF市に住んでいました。このY町までは、車で2時間近くかかります。
夫が留守の日でしたので、泊りがけの日程で ー と言うことになりました。

久しぶりに、ゆっくり語り合える・・・私はその日が楽しみでした。
私は、前日に買ったビールを冷蔵庫に入れ、料理の段取りをし・・・W子が来るのを待ちました。

予定時刻の午後2時から、1時間ほど過ぎた頃、敷地内に車が入る音がしました。
窓から外を見ると、彼女の車です。
「ワォ、やっと着いた・・・」
私は、小走りに外に出ました。

しかし・・・。
外に出た私の目に映ったのは、彼女と見知らぬ二人の女性でした。

この二人、誰なのだろう・・・。
私は怪訝に思い、W子を見ました。

「ワァ、久しぶり!・・・」
彼女は、満面の笑顔で言いました。
「アッ・・・紹介するね。○○さんと△△さん・・。私が1番信頼しているお友達・・。」

一人は60代と思われる小太りの女性、もう一人は40代位の痩せ型の女性でした。

「今日、一緒に泊まってもいいでしょ?」
W子が、笑顔のままで言いました。

私は、言葉を失いました。

一緒に泊まる? 何を言っているのだろう・・・?
見知らぬ人を・・・我が家に?
事前に何の話もなく・・・?

私は、驚きと怒りで、言葉が出ませんでした。

「心配しないでいいから・・・二人分の布団は持って来たの。
 ホント、何にも構わないでいいからね。ご飯も外で食べて来るし・・・。
 夜は、皆でおしゃべりでもしよう。」

W子は、こちらの気持に頓着する様子もなく言いました。

二人の女性は、S会の信者でした。
三人掛かりで、私にS会への入信を勧めると言うことなのでしょうか・・・。

生理的な嫌悪が襲って来ました・・・。
そして、私はとっさに機転を利かせたのです。

「Wちゃん、ゴメン・・・急に、I市に行く予定が出来ちゃったの。これから、書類を持って行くところなのよ。
 帰りはたぶん遅くなると思う。」

精一杯の嘘でした・・・これぐらいの嘘は、許されると思いました。
しかし、W子はめげませんでした。

「そう・・・でも大丈夫。私たちで御飯食べたりして、待っているからー。
 遅くなってもいいよ。ホント、気にしないで。」
「でも・・・。」
「ホント、大丈夫だから!・・・ネェ?」

W子は、傍らに立っている二人に同意を求めました。
「本当に大丈夫ですよ。気にしないで行って来て下さい。」
二人は笑顔で言うのでした・・・。

結局、私は出掛けることになりました。書類らしきものを持って・・・。
三人は取り合えず、事務所で待って貰うことになったのです。

「私たちのことは心配しないでいいよ。ここでおしゃべりしてるからー。お茶菓子も持って来たのよ。お腹が空いた ら、外で食べて来るし・・・。」

私は、事務所の鍵をW子に預け、車を出しました。


何てことだろう・・・。
どうやって、時間をつぶせがいいの・・・?

私は運転をしながら、途方に暮れました。

I市に向かう国道沿いに「道の駅」があります。
地元の農産物や特産品などを売っているのですが、レストランと温泉施設も併設されています。
私はそこに車を入れました。
取り合えず、サウナで時間をつぶそうと思ったのです・・・。

ゆっくり過ぎるほどサウナに入り、レストランでぼんやりと外を眺めているうちに・・・薄暗くなって来ました。

私はW子に電話をしてみました。
「・・・全然、大丈夫よ。今、三人で御飯を食べてるの。用事は済んだの?」
「うん・・・じゃ、私は途中で、サッと温泉に入ってから帰るね。」

湯上りの顔は、隠せないと思ったのです。


結局、三人は我が家に泊まりました・・・。
S会の話には全く興味を示さない私に、三人はその話をあきらめたようでした。

三人は、夫の和室に布団を敷いてもらい、そこで寝てもらいました。
夜遅くまで、楽しそうに話す声が聞こえていました・・・まるで修学旅行にでも来たように ー 。


非常識な年賀状・・・。
私は、W子からのハガキを見ながら、数ヶ月前のその出来事を思い出していました・・・。

彼女は当時、私を入信させようと必死だったのかも知れません。
S会に関する本や冊子を送って来たり、活動の様子を、手紙やハガキで知らせて来ていました。
しかし、私がそれに興味を示すことはなく、彼女の一方通行でした。


どんな宗教も信仰することは自由ですし、誰もそれを妨げることは出来ません。
W子がS会の信者であることは、もちろん彼女の自由です。
しかし、私がそれに関わることはあり得ません。

W子は、すべてがS会中心の生活です。それと関係あるのかどうかは分かりませんが、彼女の「常識」は、社会一般のそれとは、少しズレが生じているようです
友人の家に泊まりに来るのに、いきなり見知らぬ人を連れて来るとは・・・・
また、薄い鉛筆で書いた年賀状にしても・・・。

この組織犯罪にS会が関与していることは、多くの被害者が証言しています。
強い信仰心を持つ者を操ることは、そんなに難しいことではないと思います。
巧妙な暗示、あるいは誘導で、思うように動いてくれることでしょう・・・。


D様 ー 。
私は以前の手紙に、自宅近くの交差点で自動車事故を起こしたことを書きました。
(それは、W子が三人でやって来た日の何ヶ月か前のことです。)

悪いのは、私の方であることは確かです。赤の点滅信号はこちらだったのですから ー 。
しかし、不可解な事故でした・・・。

交差点で私が見た閃光は何だったのか・・・?
ちょうどその時、交差点に入って来た車 ー そして、衝突 ー 。
運転していたのは、S会の女性信者でした。


事故の現場検証をしている時 ー 。
ポケットの携帯電話が鳴りました。
それは、W子からでした・・・明日の予定をキャンセルするという電話 ー 。
その時も、遊びに来るという前日だったのです。

寄りにもよってこんな時に・・・。
私は、事故のことは何も言わないまま了解し、電話を切ったのでした。


D様ー。
これらは偶然なのだと思います・・・。
しかし、脳裏にホンの少しだけ、割り切れないものが残っているのです。




さて、D様ー。
私は、以前、この組織犯罪を受けるようになった理由は、分からないと書きました。
それは、今も同じなのですが、「もしかしてあれが・・・」と思うことがいくつかあります。
次回の手紙に、それを書かせて頂きます。


立春を過ぎましたが、朝晩の冷えは身をすくませるほどです。
どうか、健康にご留意下さいますよう ー 。




                                             2010.2.4
                                                 万 留 子


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Author:ミセスまるこ
命ある限り書き続けます。

記事のアップが遅くなってしまいました。お詫び致します。

記事をアップしようとすると、動作がフリーズするのです。異様な重さのあと、「表示できません」の画面となります。
接続診断をしても、問題はなく・・・遠隔操作による悪質な妨害だと考えています。

アップまでに何時間もかかってしまいました。それでも、私は書くのを止めることはありません。今後とも応援していただければ幸いです。


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<初めて御訪問の方へ>

この小説は、どの回もほぼ独立した形式になっています。繋がりがあるとしても、その回の前後だけです。でも、時間があれば(1)から読んで頂ければ嬉しく思います。そして、今後ともよろしくお願い致します。
尚、この小説は事実をもとに書かれています。


<記事の更新>
毎週木曜を予定

※この小説の舞台となっているのは下記の地域です。

福島県双葉郡富岡町本岡字本町


※上記写真の犬を見かけた方は御連絡下さいますようお願いします。今年8月に、突然、いなくなりました。

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