(36)
D 様
今日のこの地は薄曇りです。
雲をくぐり抜けて来た陽光が、あたりを柔らかに照らしています。
心地よい気温は春を思わせ、木々は芽吹く季節の到来に、胸躍らせているかのようです。
このまま春になればいい・・・。
でも、それはもう少し先のこと ー 私は、寒い日がまだ続くことを知っています・・・。
さて、D様ー。
数日前、朝のワイドショーで、「国家公安委員会」に関する、簡単な特集を放送していました。
昨年の政権交代以来、民主党は、さまざまな改革をしようとしていますが、「国家公安委員会」も、その一つのようです。
私は、政治に強い関心はありません。いわば無党派と呼ばれる層に属すると思います。
ですから、今、民主党が着手している、改革の全てに賛成ではありません。政策ごとに是々非々という立場です。
しかし、この「国家公安委員会」の改革には、賛成したいと思いました。
「国家公安委員会」は、警察の「民主的運営」と、「政治的中立性を確保」を、目的とした組織です。
しかし、現在、本来の機能をはたしているのか ー との疑問がもたれています。
委員会は、委員長を含め6人で構成されています。
委員長以外の5名は、ほとんど警察サイドが人選します。委員への高額な報酬を鑑みれば、警察との癒着が懸念されるのは当然です。(※週1回の勤務で年額2千万以上とかー。)
現在の国家公安委員長は、仲井洽氏(民主党)です。彼は、組織に本来の機能をもたせるべく、改革に着手したとのことです。その様子をワイドショーが放送していたのです。
その中で、「国家公安委員会」の機能に、疑念をもたざるを得ない例として、仙波敏郎元警察官の事例が紹介されていました。
何年か前 ー 。
私は、この仙波氏のことを知りました。そして、暗たんたる気持になったのでした・・。
D様、貴方はすでに御存知のことと思います。
仙波氏は、愛媛県警の元警察官で、在職中に、警察の裏金問題を告発しました。
彼は、警察官採用試験をトップの成績で合格し、同期で最も早く、巡査部長昇級試験に合格した優秀な警察官でした。しかし、裏金作りの協力を拒否したことから、苦難の道を歩むことになったのです・・・。
1973年、彼は、裏金作りの為の領収書偽造を、上司から依頼され拒否しました。
その翌年、翌々年もまた・・・拒否し続けました。
仙波氏の昇級は止まりました。
1979年、警部補昇任の学科試験に合格しましたが、面接試験を終えた時に、上司から、「領収書を書かなければ合格はしない」と言われたのです。
結局、彼は巡査部長のままで、2009年に定年を迎えることになりました。
昇級なしの35年間・・・これは、日本の警察史上、最長記録だそうです。
昇級がストップする位なら、まだ我慢も出来ると思います。しかし、仙波氏は、公私にわたり凄まじいハラスメント受け続けたのです。それは家族にも及ぶものでした。
その内容と経緯は、インターネットを検索すれば容易に知ることが出来ます。
この事例について、私が注目したことが三つあります。
そのひとつは ー 。
社会が基軸とする「正義」が、警察には通用しなかったということー。
裏金の為の領収書偽造 ー これは犯罪以外の何物でもありません。
それを、組織が現職の警察官に強要したのです。
そして、従わないからと言って、あからさまな嫌がらせ・・・。
これは、暴力団内部の話ではないし、詐欺師グループ内の話でもありません。
「正義」と「遵法」を規範として動かなければならない、警察という組織がしたことです。
また、発展途上国の警察の話でも、旧ソ連の警察の話でも、戦前の日本の話でもありません。
先進国そして民主主義を標榜する ー 現在の日本の話なのです。
警察の組織内で、「善と悪」「不法と遵法」「正義と不正義」・・・これらが見事に逆転しています。
「不法」と「不正義」がまかり通り、「遵法」と「正義」が萎縮しているのです。
仙波氏は、2005年1月に突然、「地域課通信司令室」に配置転換になりました。
これは、彼を配置転換するために、急遽新設された部署です。
仕事は何もなく、当初は、机も電話も用意されてなかったと言います。
また、この職務に関する明文規定は、彼が配置された3ケ月後に出来たというお粗末ぶりでした・・・。
これを「嫌がらせ」と言わずに、何と言うのでしょう・・・?
この問題を、当時の「国家公安委員会」はどう捉えたのか ー 。
奇しくも当時、現在の委員長である仲井洽氏が、この件を国会で追求しました。
しかし、その追求に対し、国家公安委員長(当時は自民党)は、涼しい顔で、通常の配置転換だというのでした・・・。何の問題にもしませんでした。
この委員会の無機能ぶりが、顕著に現れている事例だと思います。
これを改革するのは、容易なことではないはずです。時間もかかるし、紆余曲折もあるでしょう。
しかし今、中井氏が、これを改革しようと取り組んでおられることを、私は素直に支持したいのです
※ 警察官のほとんどは、現場で汗をかき、真摯に職務に当たっていると思います。
しかし、組織内の一部にでも「腐敗」があれば、国民は敏感に、その腐敗臭を嗅ぎ取ります。
そして、隠蔽すればするほど、腐敗臭はより大きく漏れ出して来ることになります。
それは、組織全体の信頼を破壊する結果になります。
腐敗があればそれを晒し、根本から取り除くこと ー それが組織として、成すべきことでしょう。
それは、責任ある立場にいる者の義務であるし、警察への信頼に繋がるはずです。
さて、私が注目した二つ目 ー 。
それは、仙波氏が受け続けた嫌がらせの内容です。
・自宅に(注文していない)大量の花が届けられる。
・覚えのない結婚式が予約される。そして、多額のキャンセル料の請求・・・。
・「人殺し」と叫ばれ、窓ガラスが割られる。
・飼犬が投石で殺される。
・車を壊される。
・自宅や職場にひんぱんな嫌がらせ電話ー。
・大学生の次男のアルバイト(家庭教師)が、すべてクビとなる。
・郵便物が持ち去られる。
・電話や電子メールが傍受されている可能性が高い。
・尾行
※尾行には、Nシステムや、GPS発信装置が利用されている可能性が高いとのことー。
仙波氏がこの犯罪を告発後、愛媛県警は、通信傍受技術に精通したNTT職員を警察
官として採用。また、高額な通信傍受用機器を購入した事実ー。
(参考資料・ウキペディア)
どれも卑劣、かつ悪質で、胸が痛む内容です。
仙波氏の「正義」は、不法者により蹂躙されました・・・。
D様ー。
私は考えます。
このような卑劣な行為の実行者は、誰なのかと ー 。
仙波氏の告発は、警察の不正を糾すものでした。不利益を受けたのは、警察以外にありません。社会の義憤は、警察に向けられるべきものであり、仙波氏にこのような仕打ちをする理由はありません。
ならば、一体誰が・・・何の理由で・・・?
NTT職員を警察官として採用したり、高額な通信傍受機器を購入したのは、愛媛県警です。
しかし、その他の様々な嫌がらせは・・・?
たとえば、仙波氏の次男の方が、アルバイトを全てクビになった件ー。
彼は当時、京都に在住していたとのことです。どこにいて、どんなアルバイトをしているのか・・・それを調べることが出来る者は限られています。そして、クビにさせるという「力」がいる行為もまた ー 。
卑劣で、執拗な嫌がらせ・・・確かなのは、実行した者がいるという事実 ー 。
一体誰が・・・? 何故・・・?
私は、そこに「集団ストーカー」と呼ばれる、組織犯罪の影が見えるような気がします。
この犯罪の手口と共通するものが多いのです・・・。
※仙波氏の長男は、不幸な事件を起こしてしまいました。
消防署の上司を刺殺してしまったのです。しかし、その事件の背景には、この長男もま
た、職場で嫌がらせを受けていた事実があるようです。
凶器を持って呼び出したのは、被害者でした・・・。
さて、注目した三つ目 ー 。
仙波氏は、県警を退職後、地元のOB会(松山南警友会)へ入会しようとして、断られました。
彼は、この経緯を説明した資料を、記者クラブに配布したのですが、それを警察が回収してしまったのです。
私は、記者たちが、素直に資料の回収に応じたということが、信じられません。
そして、記者クラブ加盟社は、どこも、警察が回収したという事実を報道しなかったことも・・・。
D様ー。
この国のジャーナリズムとは、何なのでしょう?
ジャーナリストとは、「官」が流す情報を伝える、メッセンジャーなのでしょうか?
頭を撫でられ、和気あいあいと、或いは顔色を伺いながら・・・。
そんな中で記事は書かれていくのでしょうか?
かくて今、マスメディアへの信頼は、失われています・・・。
さて、前回の続きを書かせて頂きます。
電磁波の測定値 ー 部屋の家電は、すべてコンセントを抜いての測定でした。
それにも関わらず高い数値・・・私は、その原因を調べてもらうおうと思ったのです。
電力会社に連絡をしてから、30分ほどが過ぎた頃、T電力の社員がやって来ました。
通りの端に立っていた私は、車を敷地内に誘導しました。
あたりはすっかり暗くなっていました・・・。
「夜分にすみません・・・実は・・・」
私は、車から降りてきた二人に、簡単に事情を話しました・・・。
すると、二人のうちの一方が口を開きました。以外な返答でした。
「電磁波ですか・・・電磁波を測定する機械は、今、持ってないんですよ。」
「・・・測定器を持って来ない・・・? 電話で事情は話したはずですけど・・。」
電話を受けたコールセンターの担当者に、私は、おおよその内容を話しましたので、当然、その内容は伝わっていると思ったのです。
「ええ。センターの方から連絡は受けましたけど、営業所に測定器は置いてないので・・・取り合えず話だけ伺おうと思います。」
電力会社の営業所に、電磁波の測定器も置いてないとは・・・。
電磁波の発生源が知りたいのに、測定器がないのではどうしようもありません。
40キロほど離れたI市には置いてあるというのです。
「あの・・奥さんは測定器をお持ちなんですか?」
もう一方の社員が訊いてきました。
「ええ、持ってます。」
私は答えました・・・。
D様ー。
私は、電磁波測定器を、一昨年の12月に購入したのです。
私がそれを購入した理由は・・・、
一昨年の秋のことです。
私は、居間の掃除をしていました。
掃除機をかけ終え、キッチンの方に掃除機を移動させようとした、その時・・・。
突然、体を包む空気が異様に振動し、全身の血が波打つような感覚が襲いました。
悪意ある空気が、私のすべての血管を微動させているような・・・。
今までに経験したことのない感覚・・・。
それは、体の内部からではなく、外側から襲ってきたものでした。
電磁波?
私の脳裏にはその言葉が浮かびました。
そして、襲ってきた恐怖・・・。
D様 ー 。
当時、私はすでに、この犯罪組織が電磁波を使用していることを知っていました。
被害者の多くが、電磁波の被害を訴えているのです。
彼らは「被害者の会」を作り、社会にこの犯罪を認知させるための活動をしています。
その異様な体感は、その日から頻繁に私を襲い始めました。
そんなある日 ー 好天気の日でした。
私は、飼犬のパルにブラシをかけていました。
気持良さそうに寝転ぶパル・・・私もまた、秋の陽光を背中に感じながら、久しぶりの幸福感に包まれていました。
心身ともに疲れきっていた頃ですが、パルは私を癒してくれていました。
その時、背中の一箇所に、異様な刺激を感じました。
外側から、内部の皮膚や筋肉、骨の細胞までもが、瞬間的に動かされたような感覚・・・同時に心臓がビクッと動きました。
私は、反射的に後ろを振り向きました。
振り向いた方角にはアパートがあります。
アパートの二階・・・無意識に、西端の部屋に視線が行きました。
私は、その部屋から何かが発せられた ー と感じました。
D様ー。
電磁波を放つ銃がこの世に存在し、その被害を訴える被害者たちがいます。
私がその時、その被害を受けた可能性は否定できないと思います・・・。
私は慌てて・・・パルの毛づくろい用のブラシを手にしたまま、家に駆け込んだのでした。
つかの間の、幸福な時間は奪われました・・・。
その電磁波の銃と思われる被害は、その後、何回かありました。
放たれる方角は、アパート2階の他に、通り向かいの空き家の2階、東隣の家の2階・・・そう感じました。
通り向かいの空き家には、2階に窓が一つあります。その窓からは、我が家の敷地全体が見渡せます。
(空き家には珍しく、窓にはカーテンが引かれています。)
数ヶ月前のこと ー 。
「おばさん、あの家には誰もいないんでしょ? でもね、カーテンが揺れる時があるんだ。」
貸家に住んでいる若夫婦の長男、小学4年のLが言いました。
「ホント? そんなことあるのかなァー。」
私は、あえて信じないふりをしました。
「ホントだよ。幽霊がいるんだ、あそこにはー。」
Lは、ムキになって言い張るのでした。
私は、当時からこの窓は気になっていました。それは今も同じです。
一昨年の秋は、Lはまだ貸家には住んでなく、そこも空き家でしたが ー 。
また東隣の家 ー 倒れた赤い自転車から、4日間も電子音のメロディが流れていた、あの家です。この家の2階の窓からは、我が家の裏側全体が見渡せます・・・。
回覧板を持って行くと、家はひっそりとしているのに、この家のものではない車が停まっていることがあります・・・。
D様、私は疑心暗鬼に陥っているのでしょうか・・・?
でも、私が体に感じた異様な衝撃は事実ですし、実行者は近くに存在していたはずです。
そしてそれは、その後、何度にもわたり、家の敷地内にいる私に向け、その都度、別の方向から発せられたのです。
そんな状況の中で、私は電磁波測定器を購入したのです。
インターネット上に出ていた商品でした。
アメリカ製ですが、かなり正確な数値が出るとのことでした。
買った当時は、私はそれを肌身離さず持っていました。
常に持っているにしては、大き目なのですが・・・不安だったのです。
その後、電磁波銃によると思われる被害は、ほぼなくなりました。
しかし、全身の血が微動するような異様な感覚・・・それは、今も続いています。
さて、電磁波測定器を持たずにやって来たT電力の社員たち ー 。
当然、その日の測定は出来ません。
結局、翌日にI市から担当者が来て、測定することになったのです。
そして翌日ー。
I市から、測定器を持参して担当者がやって来ました。
私の測定器より、当然、専門的な機器です。
まず、敷地内を測定してもらいました。
5ミリガウス・・・私が測った前日と、ほぼ同じ数値が出ました。
私が読んだ本によれば、世界の専門家が、安全基準としている数値は1ミリガウスとのことでした。1ミリガウス以下なら、電磁波の影響は表れないのです。
しかし、それ以上になると、人体に様々な悪影響をおよぼすとのことです。
特にガン細胞の増殖は、すさまじいスピードになるとの実験結果が出ています。
アメリカのジェリー・L・フィリップス医師の実験によれば、ガン細胞に低周波の電磁波を、24時間照射したところ、増殖スピードが、最大で24倍にもなったとのことです。
わずか1日の照射でです。
また、別な報告書によれば、送電線の磁場強度が、4ミリガウス以上の場合、小児ガンの増加率が6倍に跳ね上がるとのことです。(白血病、中枢神経腫瘍、等)
人間は誰でも、体内に微小なガン細胞があるそうですから、電磁波はこれらを急激に増殖させ、悪性化させる恐れがあるのです。
5ミリガウス ー 私はこの数値は高いと思いました。
「あの送電線ですね・・・発生源はー。」
I市から来た担当者が言いました。
「これは、通常の数値と比較して、高い方ではないですか?」
私は尋ねました。
「・・まあ、低い方ではないですが・・・7という数値が出たこともあります。商業地域で、送電線が入り組んでいた所ですけどね。高圧線のすぐ下で測定したこともありますが、その時は0.7の数値しか出ませんでした。状況によって、いろいろなんですよ。」
「でも、住宅地としては高い方なんでしょう・・・? それに、電化製品が何もない部屋でも同じ数値が出ているんです。」
私は、夫の部屋のすぐ外側でも測定してもらいました。
5ミリガウス・・・やはり同じでした。
道路の向かい側の測定値も同じです。
電力会社としては、この程度の数値には、問題はないとしているようでした。
思えば、当然のことです・・・。問題とすれば、対応し切れなくなります。
不可解な鼻血・・・。
それは、電磁波には無関係ということなのでしょうか?
特殊な測定器を使用しなければ、測定できない「波長」もあるようです。
また、就寝時に、高レベルで照射された場合は、対応も測定も不可能です・・・。
就寝時の照射・・・。
この犯罪組織の悪らつさを知る被害者は、それがあり得ることを知っています。
D様ー。
私には、S会の信者である友人がいます。
高校時代のクラスメートです。次回の手紙に、彼女のことを書きたいと思います。
寒暖の差が激しい気候が続いています。
ご自愛ください。
2010.1.28
万 留 子


今日のこの地は薄曇りです。
雲をくぐり抜けて来た陽光が、あたりを柔らかに照らしています。
心地よい気温は春を思わせ、木々は芽吹く季節の到来に、胸躍らせているかのようです。
このまま春になればいい・・・。
でも、それはもう少し先のこと ー 私は、寒い日がまだ続くことを知っています・・・。
さて、D様ー。
数日前、朝のワイドショーで、「国家公安委員会」に関する、簡単な特集を放送していました。
昨年の政権交代以来、民主党は、さまざまな改革をしようとしていますが、「国家公安委員会」も、その一つのようです。
私は、政治に強い関心はありません。いわば無党派と呼ばれる層に属すると思います。
ですから、今、民主党が着手している、改革の全てに賛成ではありません。政策ごとに是々非々という立場です。
しかし、この「国家公安委員会」の改革には、賛成したいと思いました。
「国家公安委員会」は、警察の「民主的運営」と、「政治的中立性を確保」を、目的とした組織です。
しかし、現在、本来の機能をはたしているのか ー との疑問がもたれています。
委員会は、委員長を含め6人で構成されています。
委員長以外の5名は、ほとんど警察サイドが人選します。委員への高額な報酬を鑑みれば、警察との癒着が懸念されるのは当然です。(※週1回の勤務で年額2千万以上とかー。)
現在の国家公安委員長は、仲井洽氏(民主党)です。彼は、組織に本来の機能をもたせるべく、改革に着手したとのことです。その様子をワイドショーが放送していたのです。
その中で、「国家公安委員会」の機能に、疑念をもたざるを得ない例として、仙波敏郎元警察官の事例が紹介されていました。
何年か前 ー 。
私は、この仙波氏のことを知りました。そして、暗たんたる気持になったのでした・・。
D様、貴方はすでに御存知のことと思います。
仙波氏は、愛媛県警の元警察官で、在職中に、警察の裏金問題を告発しました。
彼は、警察官採用試験をトップの成績で合格し、同期で最も早く、巡査部長昇級試験に合格した優秀な警察官でした。しかし、裏金作りの協力を拒否したことから、苦難の道を歩むことになったのです・・・。
1973年、彼は、裏金作りの為の領収書偽造を、上司から依頼され拒否しました。
その翌年、翌々年もまた・・・拒否し続けました。
仙波氏の昇級は止まりました。
1979年、警部補昇任の学科試験に合格しましたが、面接試験を終えた時に、上司から、「領収書を書かなければ合格はしない」と言われたのです。
結局、彼は巡査部長のままで、2009年に定年を迎えることになりました。
昇級なしの35年間・・・これは、日本の警察史上、最長記録だそうです。
昇級がストップする位なら、まだ我慢も出来ると思います。しかし、仙波氏は、公私にわたり凄まじいハラスメント受け続けたのです。それは家族にも及ぶものでした。
その内容と経緯は、インターネットを検索すれば容易に知ることが出来ます。
この事例について、私が注目したことが三つあります。
そのひとつは ー 。
社会が基軸とする「正義」が、警察には通用しなかったということー。
裏金の為の領収書偽造 ー これは犯罪以外の何物でもありません。
それを、組織が現職の警察官に強要したのです。
そして、従わないからと言って、あからさまな嫌がらせ・・・。
これは、暴力団内部の話ではないし、詐欺師グループ内の話でもありません。
「正義」と「遵法」を規範として動かなければならない、警察という組織がしたことです。
また、発展途上国の警察の話でも、旧ソ連の警察の話でも、戦前の日本の話でもありません。
先進国そして民主主義を標榜する ー 現在の日本の話なのです。
警察の組織内で、「善と悪」「不法と遵法」「正義と不正義」・・・これらが見事に逆転しています。
「不法」と「不正義」がまかり通り、「遵法」と「正義」が萎縮しているのです。
仙波氏は、2005年1月に突然、「地域課通信司令室」に配置転換になりました。
これは、彼を配置転換するために、急遽新設された部署です。
仕事は何もなく、当初は、机も電話も用意されてなかったと言います。
また、この職務に関する明文規定は、彼が配置された3ケ月後に出来たというお粗末ぶりでした・・・。
これを「嫌がらせ」と言わずに、何と言うのでしょう・・・?
この問題を、当時の「国家公安委員会」はどう捉えたのか ー 。
奇しくも当時、現在の委員長である仲井洽氏が、この件を国会で追求しました。
しかし、その追求に対し、国家公安委員長(当時は自民党)は、涼しい顔で、通常の配置転換だというのでした・・・。何の問題にもしませんでした。
この委員会の無機能ぶりが、顕著に現れている事例だと思います。
これを改革するのは、容易なことではないはずです。時間もかかるし、紆余曲折もあるでしょう。
しかし今、中井氏が、これを改革しようと取り組んでおられることを、私は素直に支持したいのです
※ 警察官のほとんどは、現場で汗をかき、真摯に職務に当たっていると思います。
しかし、組織内の一部にでも「腐敗」があれば、国民は敏感に、その腐敗臭を嗅ぎ取ります。
そして、隠蔽すればするほど、腐敗臭はより大きく漏れ出して来ることになります。
それは、組織全体の信頼を破壊する結果になります。
腐敗があればそれを晒し、根本から取り除くこと ー それが組織として、成すべきことでしょう。
それは、責任ある立場にいる者の義務であるし、警察への信頼に繋がるはずです。
さて、私が注目した二つ目 ー 。
それは、仙波氏が受け続けた嫌がらせの内容です。
・自宅に(注文していない)大量の花が届けられる。
・覚えのない結婚式が予約される。そして、多額のキャンセル料の請求・・・。
・「人殺し」と叫ばれ、窓ガラスが割られる。
・飼犬が投石で殺される。
・車を壊される。
・自宅や職場にひんぱんな嫌がらせ電話ー。
・大学生の次男のアルバイト(家庭教師)が、すべてクビとなる。
・郵便物が持ち去られる。
・電話や電子メールが傍受されている可能性が高い。
・尾行
※尾行には、Nシステムや、GPS発信装置が利用されている可能性が高いとのことー。
仙波氏がこの犯罪を告発後、愛媛県警は、通信傍受技術に精通したNTT職員を警察
官として採用。また、高額な通信傍受用機器を購入した事実ー。
(参考資料・ウキペディア)
どれも卑劣、かつ悪質で、胸が痛む内容です。
仙波氏の「正義」は、不法者により蹂躙されました・・・。
D様ー。
私は考えます。
このような卑劣な行為の実行者は、誰なのかと ー 。
仙波氏の告発は、警察の不正を糾すものでした。不利益を受けたのは、警察以外にありません。社会の義憤は、警察に向けられるべきものであり、仙波氏にこのような仕打ちをする理由はありません。
ならば、一体誰が・・・何の理由で・・・?
NTT職員を警察官として採用したり、高額な通信傍受機器を購入したのは、愛媛県警です。
しかし、その他の様々な嫌がらせは・・・?
たとえば、仙波氏の次男の方が、アルバイトを全てクビになった件ー。
彼は当時、京都に在住していたとのことです。どこにいて、どんなアルバイトをしているのか・・・それを調べることが出来る者は限られています。そして、クビにさせるという「力」がいる行為もまた ー 。
卑劣で、執拗な嫌がらせ・・・確かなのは、実行した者がいるという事実 ー 。
一体誰が・・・? 何故・・・?
私は、そこに「集団ストーカー」と呼ばれる、組織犯罪の影が見えるような気がします。
この犯罪の手口と共通するものが多いのです・・・。
※仙波氏の長男は、不幸な事件を起こしてしまいました。
消防署の上司を刺殺してしまったのです。しかし、その事件の背景には、この長男もま
た、職場で嫌がらせを受けていた事実があるようです。
凶器を持って呼び出したのは、被害者でした・・・。
さて、注目した三つ目 ー 。
仙波氏は、県警を退職後、地元のOB会(松山南警友会)へ入会しようとして、断られました。
彼は、この経緯を説明した資料を、記者クラブに配布したのですが、それを警察が回収してしまったのです。
私は、記者たちが、素直に資料の回収に応じたということが、信じられません。
そして、記者クラブ加盟社は、どこも、警察が回収したという事実を報道しなかったことも・・・。
D様ー。
この国のジャーナリズムとは、何なのでしょう?
ジャーナリストとは、「官」が流す情報を伝える、メッセンジャーなのでしょうか?
頭を撫でられ、和気あいあいと、或いは顔色を伺いながら・・・。
そんな中で記事は書かれていくのでしょうか?
かくて今、マスメディアへの信頼は、失われています・・・。
さて、前回の続きを書かせて頂きます。
電磁波の測定値 ー 部屋の家電は、すべてコンセントを抜いての測定でした。
それにも関わらず高い数値・・・私は、その原因を調べてもらうおうと思ったのです。
電力会社に連絡をしてから、30分ほどが過ぎた頃、T電力の社員がやって来ました。
通りの端に立っていた私は、車を敷地内に誘導しました。
あたりはすっかり暗くなっていました・・・。
「夜分にすみません・・・実は・・・」
私は、車から降りてきた二人に、簡単に事情を話しました・・・。
すると、二人のうちの一方が口を開きました。以外な返答でした。
「電磁波ですか・・・電磁波を測定する機械は、今、持ってないんですよ。」
「・・・測定器を持って来ない・・・? 電話で事情は話したはずですけど・・。」
電話を受けたコールセンターの担当者に、私は、おおよその内容を話しましたので、当然、その内容は伝わっていると思ったのです。
「ええ。センターの方から連絡は受けましたけど、営業所に測定器は置いてないので・・・取り合えず話だけ伺おうと思います。」
電力会社の営業所に、電磁波の測定器も置いてないとは・・・。
電磁波の発生源が知りたいのに、測定器がないのではどうしようもありません。
40キロほど離れたI市には置いてあるというのです。
「あの・・奥さんは測定器をお持ちなんですか?」
もう一方の社員が訊いてきました。
「ええ、持ってます。」
私は答えました・・・。
D様ー。
私は、電磁波測定器を、一昨年の12月に購入したのです。
私がそれを購入した理由は・・・、
一昨年の秋のことです。
私は、居間の掃除をしていました。
掃除機をかけ終え、キッチンの方に掃除機を移動させようとした、その時・・・。
突然、体を包む空気が異様に振動し、全身の血が波打つような感覚が襲いました。
悪意ある空気が、私のすべての血管を微動させているような・・・。
今までに経験したことのない感覚・・・。
それは、体の内部からではなく、外側から襲ってきたものでした。
電磁波?
私の脳裏にはその言葉が浮かびました。
そして、襲ってきた恐怖・・・。
D様 ー 。
当時、私はすでに、この犯罪組織が電磁波を使用していることを知っていました。
被害者の多くが、電磁波の被害を訴えているのです。
彼らは「被害者の会」を作り、社会にこの犯罪を認知させるための活動をしています。
その異様な体感は、その日から頻繁に私を襲い始めました。
そんなある日 ー 好天気の日でした。
私は、飼犬のパルにブラシをかけていました。
気持良さそうに寝転ぶパル・・・私もまた、秋の陽光を背中に感じながら、久しぶりの幸福感に包まれていました。
心身ともに疲れきっていた頃ですが、パルは私を癒してくれていました。
その時、背中の一箇所に、異様な刺激を感じました。
外側から、内部の皮膚や筋肉、骨の細胞までもが、瞬間的に動かされたような感覚・・・同時に心臓がビクッと動きました。
私は、反射的に後ろを振り向きました。
振り向いた方角にはアパートがあります。
アパートの二階・・・無意識に、西端の部屋に視線が行きました。
私は、その部屋から何かが発せられた ー と感じました。
D様ー。
電磁波を放つ銃がこの世に存在し、その被害を訴える被害者たちがいます。
私がその時、その被害を受けた可能性は否定できないと思います・・・。
私は慌てて・・・パルの毛づくろい用のブラシを手にしたまま、家に駆け込んだのでした。
つかの間の、幸福な時間は奪われました・・・。
その電磁波の銃と思われる被害は、その後、何回かありました。
放たれる方角は、アパート2階の他に、通り向かいの空き家の2階、東隣の家の2階・・・そう感じました。
通り向かいの空き家には、2階に窓が一つあります。その窓からは、我が家の敷地全体が見渡せます。
(空き家には珍しく、窓にはカーテンが引かれています。)
数ヶ月前のこと ー 。
「おばさん、あの家には誰もいないんでしょ? でもね、カーテンが揺れる時があるんだ。」
貸家に住んでいる若夫婦の長男、小学4年のLが言いました。
「ホント? そんなことあるのかなァー。」
私は、あえて信じないふりをしました。
「ホントだよ。幽霊がいるんだ、あそこにはー。」
Lは、ムキになって言い張るのでした。
私は、当時からこの窓は気になっていました。それは今も同じです。
一昨年の秋は、Lはまだ貸家には住んでなく、そこも空き家でしたが ー 。
また東隣の家 ー 倒れた赤い自転車から、4日間も電子音のメロディが流れていた、あの家です。この家の2階の窓からは、我が家の裏側全体が見渡せます・・・。
回覧板を持って行くと、家はひっそりとしているのに、この家のものではない車が停まっていることがあります・・・。
D様、私は疑心暗鬼に陥っているのでしょうか・・・?
でも、私が体に感じた異様な衝撃は事実ですし、実行者は近くに存在していたはずです。
そしてそれは、その後、何度にもわたり、家の敷地内にいる私に向け、その都度、別の方向から発せられたのです。
そんな状況の中で、私は電磁波測定器を購入したのです。
インターネット上に出ていた商品でした。
アメリカ製ですが、かなり正確な数値が出るとのことでした。
買った当時は、私はそれを肌身離さず持っていました。
常に持っているにしては、大き目なのですが・・・不安だったのです。
その後、電磁波銃によると思われる被害は、ほぼなくなりました。
しかし、全身の血が微動するような異様な感覚・・・それは、今も続いています。
さて、電磁波測定器を持たずにやって来たT電力の社員たち ー 。
当然、その日の測定は出来ません。
結局、翌日にI市から担当者が来て、測定することになったのです。
そして翌日ー。
I市から、測定器を持参して担当者がやって来ました。
私の測定器より、当然、専門的な機器です。
まず、敷地内を測定してもらいました。
5ミリガウス・・・私が測った前日と、ほぼ同じ数値が出ました。
私が読んだ本によれば、世界の専門家が、安全基準としている数値は1ミリガウスとのことでした。1ミリガウス以下なら、電磁波の影響は表れないのです。
しかし、それ以上になると、人体に様々な悪影響をおよぼすとのことです。
特にガン細胞の増殖は、すさまじいスピードになるとの実験結果が出ています。
アメリカのジェリー・L・フィリップス医師の実験によれば、ガン細胞に低周波の電磁波を、24時間照射したところ、増殖スピードが、最大で24倍にもなったとのことです。
わずか1日の照射でです。
また、別な報告書によれば、送電線の磁場強度が、4ミリガウス以上の場合、小児ガンの増加率が6倍に跳ね上がるとのことです。(白血病、中枢神経腫瘍、等)
人間は誰でも、体内に微小なガン細胞があるそうですから、電磁波はこれらを急激に増殖させ、悪性化させる恐れがあるのです。
5ミリガウス ー 私はこの数値は高いと思いました。
「あの送電線ですね・・・発生源はー。」
I市から来た担当者が言いました。
「これは、通常の数値と比較して、高い方ではないですか?」
私は尋ねました。
「・・まあ、低い方ではないですが・・・7という数値が出たこともあります。商業地域で、送電線が入り組んでいた所ですけどね。高圧線のすぐ下で測定したこともありますが、その時は0.7の数値しか出ませんでした。状況によって、いろいろなんですよ。」
「でも、住宅地としては高い方なんでしょう・・・? それに、電化製品が何もない部屋でも同じ数値が出ているんです。」
私は、夫の部屋のすぐ外側でも測定してもらいました。
5ミリガウス・・・やはり同じでした。
道路の向かい側の測定値も同じです。
電力会社としては、この程度の数値には、問題はないとしているようでした。
思えば、当然のことです・・・。問題とすれば、対応し切れなくなります。
不可解な鼻血・・・。
それは、電磁波には無関係ということなのでしょうか?
特殊な測定器を使用しなければ、測定できない「波長」もあるようです。
また、就寝時に、高レベルで照射された場合は、対応も測定も不可能です・・・。
就寝時の照射・・・。
この犯罪組織の悪らつさを知る被害者は、それがあり得ることを知っています。
D様ー。
私には、S会の信者である友人がいます。
高校時代のクラスメートです。次回の手紙に、彼女のことを書きたいと思います。
寒暖の差が激しい気候が続いています。
ご自愛ください。
2010.1.28
万 留 子


スポンサーサイト